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ルノー 5ターボ 3Eが本当に発売、その価格2500万円ナリ。世界で最も高価な量産ハッチバック、生産台数は限定わずか1,980台

ルノー 5ターボ 3Eが本当に発売、その価格2500万円ナリ。世界で最も高価な量産ハッチバック、生産台数は限定わずか1,980台

Image:Renault

| まさか本当にルノーがこのクルマを発売するとは思わなかったが |

ルノーは過去にも「スポールスピーダー」という規格外のスポーツカーを発売したことがある

さて、ルノーは先日「5 ターボ 3E」を発表していますが、今回はその価格が公表され、なんと「155,000ユーロ」つまり現在の為替レートだと約2500万円という(誰もが予想していた通りの)高額マシンであることが明らかに。

ベースとなる市販のルノー5とはまったく異なる構造を持ち、圧巻のパフォーマンスを誇ることを考慮すると「やむなし」ではありますが、ポルシェ911カレラ4 GTS(24,920,000円)とほぼ同じ価格帯ということには驚かされます(ただ、将来的な価値はこのルノー 5ターボ 3Eのほうが上かもしれない)。

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Image:Renault

ルノーが「過激極まりない」現代の5ターボ、「5 Turbo 3E」を発表。後輪駆動化に軽量化など元来の5ターボの要素を備えて限定発売、日本でも販売がなされるようだ
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予約金だけで約57,000ドル?それでも欲しくなる限定EV

なお、このルノー 5ターボ 3Eの購入に際しては「申込金」が必要で、予約に必要なデポジットは驚異の€50,000(約770万円)。

もちろんこの金額は最終的な車両価格から差し引かれる「前払金」の扱いになりますが、予約段階でこれだけの金額を要求されるクルマは非常に珍しい存在です。

ルノーによれば、この初期予約金を活用して生産体制の確立に充てるとのことで、全世界では1,980台のみの限定生産が予定されており、全台が予約された場合、総額€99,000,000(約112億円)の資金調達が可能になるということを意味します。

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Image:Renault

アルピーヌが開発したピュアEVのドリフトマシン

5ターボ 3Eはただの限定車ではなく、スポーツブランド「アルピーヌ(かつてのルノーR.S.)」が主導開発したという「オリジナルのラリー伝説を現代に蘇らせたような」存在です。

  • エレクトリックモーター出力:536馬力
  • 駆動方式:後輪駆動(トルクベクタリング搭載)
  • 0-100km/h加速:3.5秒
  • 最高速度:270km/h
  • バッテリー容量:70kWh
  • 車体重量:標準のルノー5とほぼ同等(カーボンファイバー多用で軽量化)
  • 乗車定員:2名(2ドア仕様)
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Image:Renault

ルノー 5ターボ 3Eはこういったパッケージを持ち、レース仕様のようなルックスとリアルパフォーマンスを兼ね備え、EVながら派手なドリフト走行も可能。

さらには走行性能だけでなく、外装・内装ともに自由なカラーやリバリーのカスタマイズができるのもポイントです。

デリバリーは2027年、今後の詳細発表に注目

車両のコンフィギュレーションや仕様のカスタマイズは2026年中に実施予定だとされ、納車は2027年から順次開始。

購入希望者は、地域ごとのルノー公式サイトから予約登録を行い、最寄りの販売店で正式な申し込み・支払い手続きを行う形となります。

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ルノー 5 ターボ 3Eは、単なる限定EVではなく、未来の「もっともコレクション価値があるホットハッチ」となる可能性を秘めた存在。
その価格に見合うだけの価値を”スペックと存在感”が物語っています。

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