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アウディCEOの逮捕で発表延期のe-tron quattro。とりあえず「バーチャルミラー」装備の先進的内装を公開

2018/07/05

| アウディCEO逮捕で8月の発表は延期に |

アウディがこの秋にフランクフルト・モーターショーでデビューさせる「e-tron quattro」の内装を公開。
すでにティーザーキャンペーンが公開されており、2個のモーターを持ち355-402馬力を発生するであろうこと、0-100キロ加速が6秒程度であること、航続可能距離が400km程度であること、Cd値が0.28であること、などが判明しています。

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なお、アウディe-tron quattroは8月30日にブリュッセル(このクルマの製造がブリュッセルで行われる)で発表されることが決まっていたものの、アウディCEO、ルパート・ステッドラー氏が逮捕されたことでその予定は延期に。
アウディとしてはライバルとなる「メルセデス・ベンツ EQ C」「ジャガーI-PACE」の公式発表前にe-tron quattroを公開したかったのだと思われますが、「量産型でフルエレクトリックとなるe-tron第一号」の発売に思わぬトラブルが生じた、ということになりそうです。

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内装はあくまでも「プロトタイプ」

今回の発表における最大のポイントは「バーチャルミラー」。
要は「ドアミラーの代わりにカメラを持つ」ということですが、現在は日本でしか認可されておらず、e-tron quattro発売時には「オプション扱い」となる見込み。

ほかにオプションで「ドアミラーレス」を考えているのはBMWそしてレクサスだとも報じられていますね。

この「バーチャルミラー」で可能となるのは空気抵抗の低減、そして車体を狭くできる(アウディ e-tron quattroの場合だと15センチ)こと。
そしてカメラの位置によっては死角をなくしたり、加えてこれまで(死角以外にも)見えなかった部分までを映し出すことも可能。※その意味ではメルセデスAMG、ホンダのコンセプトカーにようにフロントフェンダーサイドに取り付けるのは「いい案」だと言えそう

なお、アストンマーティン・ヴァルキリーも「ミラーレス」ですが、そちらは後方の映像を「Aピラー付け根」のモニターに映し出す方式。
今回のアウディe-tron quattroについては、ドアインナーパネルにモニターが設置されていることがわかりますね(むしろこの位置だと視線移動が大きそうで、かえって危ないような気も)。

欧州では「自転車(ロードバイク)」、アメリカだと「バイク(オートバイ)」が後ろから、しかも思わぬ速度や一からやってくることで「巻き込み」が生じることが問題視されていますが、ジャガーはサイクリストの接近を知らせるデバイスを開発したり、アメリカでは一部の州で「バイク専用レーン」が設けられていることも。

この「バーチャルミラー」についても、様々なセンサーやカメラとの組み合わせにて「より安全」なものへと発展させられる可能性が高く、その意味でも「世界中で合法化」すれば一気に普及や機能向上が望めそうです。

↓こちらはそのバーチャルミラーが機能する様子。

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