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アウディが「自動運転する気”ゼロ”」、ドライバー重視の「PB 18 e-tron(AI:Race)」発表

投稿日:2018/08/25 更新日:

| 次世代エレクトリックスポーツカーのカタチ? |

アウディがペブルビーチにて、新型コンセプトカー「Audi PB 18 e-tron(AI:Race)」を公開。
アウディによれば「電気自動車の高性能スポーツカー」「デザイン及びテクニカルコンセプトカー」「サーキット走行用のシングルシートスポーツカー」がその骨子で、デザインはカリフォルニアに新しく設置されたアウディのデザインセンターにて。

コンセプトの決定を行ったのは「アウディスポーツ」社で、ネーミングの「PB」はペブルビーチ、「R18 e-tron」はル・マンに参戦したLMP1レーシングカーと同じであり、これはそのまま「このクルマがレーシングカーである」ことを物語っています。

なお、デザイン的には2017年にアウディが発表した「アイコン(Aicon)」との類似性が多く見られ、つまりはこれが「アウディの向かう方向」と考えて良さそう。

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ただ、デザインはよく似ていても、アイコンは「自動運転」、Audi PB 18 e-tronは「サーキット走行メイン」とその性格は正反対。
さらにこのPB18 e-tronは自動運転のことを「全く考えていない」のが特徴で、ドライバー最優先で設計されたクルマ。

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よって自動運転に関するデバイスや快適装備を省いて軽量化を図っているとされますが、もっとも特徴的なのは「運転席(コクピット)」。
これはシートとステアリングホイールなどがまるごと横方向にスライドするというもので(映画「トータル・リコール」でハンドルを左右の席で移動させていたのに近い)、乗降時には左右どちらかへコクピットを寄せて乗降を容易にし、運転時にはコクピットをセンターに寄せることで重心やドライバビリティを向上させるというもの。

↓こちらは左ハンドル状態

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↓こちらはセンターハンドル状態

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なお、コクピットを片側に寄せると、「もうひとり」乗せることができるようですね(シートを別途設置する必要がある)。

動力源は「固形バッテリー」すなわちソリッドステートバッテリーで、バッテリーそのものは車体中央にマウント。
ボディサイズは全長4.53メートル、全幅2メートル、全高は1.15メートル。

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モーターは「3つ」で、フロントにひとつ、リアに2つ。
トータルでの出力は764馬力で、0-100キロ加速は2秒未満、とされています。

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ボディ形状は「ワゴン」に近く、実際に荷室容量は470リットルもあり、実用性も考えられているようですね。

さらにはアクティブエアロを備え、リアスポイラー、リディフューザーが可動することでエアロダイナミクスを向上させる、としています。

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なおヘッドライトは「レーザー」。
フロントのセンターから取り入れたエアはそのままキャビン前方へと流れる仕組み。

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ディスプレイはかなり大きく、かつステアリングホイール脇にも表示スペースが。
物理スイッチはほとんど無く、タッチや音声による操作がメインなのだと思われます。

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「自動運転を全く考えていない」というのはなかなかに珍しく、もしかすると「やっぱり自動運転を普及させるのは無理かもしれない(技術や法規的に)という考えが徐々に出てきているのかもしれません。

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VIA:Audi

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  • この記事を書いた人

JUN

興味の範囲が広く、猫、小説、映画、音楽、腕時計、クルマなど。 酒、タバコ、ギャンブルは一切しません(ある意味では自分の人生そのものがギャンブル)。 いま欲しいクルマはアルピーヌA110。

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