| マクラーレンがレーシングカー、720S GT3を投入 |
マクラーレンが720Sのレーシングバージョン、「720S GT3」を公開。
現在2019シーズンのデビューに向けて欧州や中東、アメリカにてテストを行なっているとのことですが、ボディパネルはコンピューター解析による流体力学を応用しており、そのせいかロードカーの720Sに比べてもずいぶん滑らかな印象がありますね。
マクラーレンは570S GT4を投入しているものの、GT3カテゴリ、そして720Sのレーシングカーは「はじめて」の設定かと思います。
ロードカーの720Sに比べて90%が刷新
マクラーレン720S GT3は市販モデルの720Sと同じくカーボンファイバー製のモノコックボディ「モノケージⅡ」を採用しており、エンジンも市販車同様に4リッターV8ツインターボ。
ただしトランスミッションはGT3の規定に従い6速シーケンシャルへと交換されている、とのこと。
なおロードカーの720Sと比較しておよそ90%のパーツが変更されているといい、ボディはほぼ全て、そしてブレーキシステム、サスペンションなどもそっくり入れ替えられた部分。
たしかにボディパネルはフロント、リア、サイドすべてが新しくなっているようですね(フロントはちょっとアストンマーティン・ヴァンテージっぽい)。
リアウイングについて、「セナ」ではスワンネック型ステーを採用するものの、720S GT3では通常のGTウイングっぽいステー。
もちろん理由があってのことと思われますが、「なぜ」なのかはちょっと気になります。
当然マクラーレンはこの720S GT3を顧客向けに販売するといい、その価格はおよそ6200万円ほどの設定。
「GT3」は自動車メーカー各社がレーシングカーを投入
ほかにもGT3カテゴリ向けのレーシングカーを提供する自動車メーカーは多く、ランボルギーニは「ウラカンGT3」をカスタマー向けに発売(5000万円くらい)。
アストンマーティンはヴァンテージGT3を投入すると発表済み。
日産もGT-R NISMO GT3を販売中。
ホンダはNSX GT3を販売。
ハイブリッドシステムが取り払われています。
ポルシェ911GT3Rは5700万円くらい。
エアコンがついたことでも話題になりましたね。
ベントレーは先代コンチネンタルGTに「GT3」を設定していますが、新型コンチネンタルGTについてもGT3が投入されることになりそうです。