| 今後マツダはトヨタを目標に |
マツダがそのベンチマークをBMWからトヨタへとスイッチした模様。
マツダはエンジン音である「zoom-zoom」をブランディングに取り入れたり、「Be a Driver.」など走ることに対する魅力を訴求し続けてきたブランド。
それはマツダ社長のコメントにも現れている通りですが、方向的にBMWにも通じるところがあって、そのためマツダはある意味でBMWを参考としてたのだと思われます。
BMWはもはやマツダの目標ではない
ただし最近のBMWは何かが変わってしまい、ドライビングプレジャーのプライオリティがぐっと下がってしまった模様。
3シリーズだとE46にスイッチした頃から変わり始め、サスペンションのブッシュが乗り心地重視のため柔らかくなってしまい、これがダイレクトさを損なってしまうことに。
現行M4においても「擬似エンジンサウンド」をスピーカーから流すアクティブ・サウンド・デザインを装備するなど「ちょっと違う」方向へと動きつつありますが、そこが未だ走る楽しさを追求するマツダとやや乖離が生じている部分なのかもしれません。
ただ、マツダが今回BMWの代わりに選んだのは「トヨタ」で、しかも「カムリの出来の良さに驚いたから」というのがその理由ですが、これはマツダのエンジニアがSkyActiv-Xプロトタイプのメディア向け試乗会の際に語った内容とのことなので、今後のマツダの方向性を示唆している、と考えて良さそう。
幸い現在マツダはトヨタと提携関係にあり、今後はより多くの分野で両社は協力を行うことになると思われ、「マツダとトヨタとが共同開発した車」が登場することも考えられれそうですね。
トヨタとマツダとの提携を受け、米メディアが「トヨタがマツダを買収」と憶測→マツダは否定
トヨタとマツダが共同にて米国工場建設。次期アクセラは両社共同開発、FRというウワサも
マツダとトヨタが資本提携。マツダはこれで「電気と海外生産」という弱点を克服し一気に飛躍か
マツダが2019年にEV発売。トヨタの技術を既存車種に反映させる模様
なお北米においてマツダが販売面でベンチマークとするのは「スバル」で、これを参考に効率の良い販売を目指す、としています。
11月までの国産車メーカー生産/販売状況が公開に。販売が最も伸びたのはスバル、最も伸びなかったのはマツダ