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F1界の巨人、そして近代マクラーレン創業者であるマンスール・オジェのコレクションが「死去に伴い」売却。その驚くべき内容とは【動画】

F1界の巨人、そして近代マクラーレン創業者であるマンスール・オジェのコレクションが「死去に伴い」売却。その驚くべき内容とは【動画】

| バーニー・エクレストン然り、F1界の重鎮のコレクションが相次ぎ市場に |

いずれも「新車コンディション」だとされ、とくにF1は今までに例を見ない金額で販売される可能性も

さて、エキゾチックカーディーラー、トム・ハートレー・ジュニア(Tom Hartley Jnr Ltd)が「伝説的なF1関係者であり、マクラーレン・オートモーティブグループ(McLaren Automotive Group)の共同設立者の一人、マンスール・オジェ(Mansour Ojjeh)の個人的なカーコレクションを間もなく販売する」とアナウンス。

このコレクションはマクラーレンのロードカー の中でも”最も希少な”車両で構成されており、それぞれのモデルは「最終生産ロット」であると紹介されています。

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元F1のボスにして「支配者」、バーニー・エクレストンが「終活」のため貴重なレーシングカーのコレクションを売却開始。「私がいなくなった後、妻がこれらをどうするかを考えたくなかった」
元F1のボスにして「支配者」、バーニー・エクレストンが「終活」のため貴重なレーシングカーのコレクションを売却開始。「私がいなくなった後、妻がこれらをどうするかを考えたくなかった」

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マンスール・オジェのコレクションは今内容で構成される

今回Youtubeへと公開された動画を見るに、コレクションのほとんどはマクラーレンらしい「オレンジ」にて構成され、一部の例外は(おそらく)1995年のル・マン24時間レースで優勝した「ウエノクリニック号」へのオマージュとなる”ウエノグレー”。

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ざっと見たかぎりだとF1、エルバ、P1、675LT、セイバー、スピードテール、セナ、765LT、600LT、その他モロモロ。

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その他マクラーレンが様々な機会に発表した限定モデルも含まれており、逆に「通常ラインアップは含まれていない」ようにも見えますね。

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マンスール・オジェとは何者なのか?

マンスール・オジェは上述の通りマクラーレン・オートモーティブグループ創業者の一人であり、フランス国籍のサウジアラビア人実業家と知られ、惜しくも2021年6月6日に68歳で亡くなっていますが、以下の功績にて知られています。

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  • マクラーレンF1チームの主要株主: 1984年から約40年間、マクラーレンF1チームの歴史において重要かつ影響力のある役割を果たし、ロン・デニス、バーレーンの政府系投資会社ムムタカラット・ホールディングとともにマクラーレンの共同オーナーであった
  • TAGグループ総帥: 彼の父親が創立した投資会社「テクニック・ダヴァン・ギャルド(TAG)」の総帥を務め、このTAGは高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」を再生し、世界的に知名度の高いブランドにまで押し上げる(後にLVMHへと売却)
  • モータースポーツへの貢献: 1982年にはマクラーレンとともにTAGターボ・エンジンズを設立し、TAGポルシェエンジンの開発に貢献。ホンダとの提携においても重要な役割を果たし、マクラーレンの黄金期を築いた立役者でもある
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「マンスール・オジェ・コレクション」を紹介する動画はこちら

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参照:Tom Hartley Jnr Ltd(Youtube)

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JUN

2013年より当ブログを運営中。 国産スポーツカー、ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ等を乗り継ぎ現在に至ります。 単なる情報の記載にとどまらず、なにかしら自分の意見を添え、加えてクルマにまつわる関連情報(保険やメンテナンスなど)を提供するなど「カーライフを豊かにする」情報発信を心がけています。 いくつかのカーメディアにも寄稿中。

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