| 駆動方式は4WD、もちろん2WD化で”ドリフト”も可能 |
![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/06/BMW-M8-Coupe.jpg)
BMWがついに待望の新型M8クーペ、そしてM8カブリオレを発表。
すでにさんざん新型M8の画像などがリークされており、見慣れた印象もありますが、ようやく「公式」にてその姿を現したということになりますね。
なお、今回発表されたM8は合計で4つのバリーエーションを持ち、「M8クーペ」「M8クーペ・コンペティション」、そしてオープンモデルの「M8カブリオレ」「M8カブリオレ・コンペティション」。
新型BMW M8の心臓はM5と共通
スタンダードな「M8クーペ/M8カブリオレ」に搭載されるエンジンは、M5と同じ4.4リッターV8ツインターボ、592HP(600PS)。
そしてM8クーペ・コンペティション、M8カブリオレ・コンペティションにはもういとつパワフルなチューニングが施された617HP(625PS)バージョンが搭載されます。
下の画像は「コンペティション」のエンジンカバーだと思われますが、カーボン製、そしてMカラーのライン入り。
![BMW-M8-Coupe-4](https://live.staticflickr.com/65535/48004020846_8e4e65c33f_c.jpg)
すべてのM8において、トランスミッションは8速AT、そして駆動方式は4WDすなわち「xDrive」が採用。
0-100km/h加速はM8クーペで3.3秒、M8コンバーチブルは3.4秒、M8クーペ・コンペティションになると3.2秒、そしてM8カブリオレ・コンペティションは3.3秒。
![BMW-M8-Coupe-49](https://live.staticflickr.com/65535/48003948253_f9d0dce666_c.jpg)
なお、M5コンペティションは同じ625馬力仕様のエンジンを積むものの、0-100km/h加速は3.3秒なので、M8クーペ・コンペティションのほうがちょっと速い、ということになりますね。
![BMW-M8-Coupe-35](https://live.staticflickr.com/65535/48004056942_de493fa211_c.jpg)
4WDシステムであるxDriveは「アクティブMディファレンシャル」と組み合わせられ、「4WD」と「4WDスポーツ」の2モードが標準にて選択可能。
裏技的モードになりますが、ダイナミック・スタビリティ・コントロールを解除すれば2WD(後輪駆動)へとスイッチ可能となっています(このモードではドリフト許容のセッティングとなる)。
![BMW-M8-Coupe-37](https://live.staticflickr.com/65535/48004021101_3e975d0920_c.jpg)
サスペンションはM専用セッティングを持つアダプティブダンパー、そしてステアリングシステムもM仕様のサーボトロニック。
ボディ剛性に関しては、リアにアルミ製のXボーン形状を持つ補強材が入り、サイドシルやバルクヘッドも強化。
さらにアンチロールバーも容量アップされることで安定性も高められているようですね。
![BMW-M8-Coupe-39](https://live.staticflickr.com/65535/48004057787_eebf75d97a_c.jpg)
オプションでは「Mカーボンセラミックブレーキ」を選択できるそうですが、既報の通り(これを装着しなくても)2種類のブレーキタッチを設定によって選ぶことが可能。
ひとつはソフトなブレーキフィール、もうひとつはダイレクトでレスポンスの良いスポーツ走行に適した設定となります。
![BMW-M8-Coupe-41](https://live.staticflickr.com/65535/48003948918_e827edf7b5_c.jpg)
新型BMW M8の外観は「Mのレシピ」どおり
そして新型M8のルックスはこれまでのMモデルが持つ手法どおり、ブラックのアクセントに、アグレッシブな形状を持つフロントバンパーにスプリッター、そしてリアバンパーにリアディフューザー。
もちろんドアミラーも航空機モチーフの「M仕様」。※カーボン製のミラーカバーはM8コンペティションのみ、もしくはオプションと思われる。このあたり詳細の発表はない
![BMW-M8-Coupe-43](https://live.staticflickr.com/65535/48004021221_4178594f91_c.jpg)
マフラーエンドは「ハイパフォーマンスモデルであることを強調する」デュアルパイプ(左右4本)。
![BMW-M8-Coupe-44](https://live.staticflickr.com/65535/48004055307_d882381568_c.jpg)
トランクリッドにはカーボン製リアスポイラー。
これもM8コンペティション専用、もしくはオプションなのかも。
なお、センターと両端に段差を設けるのは最近のBMWが好んで用いる手法であり、様々なモデルにも反映されていますね。
![BMW-M8-Coupe-45](https://live.staticflickr.com/65535/48004058547_bfa3a739cc_c.jpg)
新型M8のインテリアはこうなっている
そして新型M8には標準装備としてヘッドアップディスプレイ、ドライビングアシスタント、パーキングアシスタント、BMWライブコクピット・プロフェッショナルが与えられている、とのこと。
メーター表示はM8専用、そしてドライブモードは「ロード」「スポーツ」、”コンペティション”では「トラック」が選択可能に。
ほか、ブレーキのタッチ同様、スロットルレスポンス、サスペンションやステアリングの設定も個別に変更できるようですね。
![BMW-M8-Coupe-11](https://live.staticflickr.com/65535/48003948668_40f6b5af90_c.jpg)
インテリア全体の雰囲気は「スポーティー」というよりは、車両の性格を反映してか「豪華」に近いようにも思います。
アルミパーツやカーボンファイバーが効果的に使用され、シート素材やデザインもM専用。
![BMW-M8-Coupe-7](https://live.staticflickr.com/65535/48004056557_23febef000_c.jpg)
パドルやシフトレバーの「レッド」アクセントもM8/M8コンペティションの特徴。
シフトノブのステッチは「Mカラー」ですね。
![BMW-M8-Convertible-35](https://live.staticflickr.com/65535/48004020796_d4cea06b75_c.jpg)
新型BMW M8カブリオレはこんな感じ
こちらはM8のオープンモデル、「M8カブリオレ」。
ベースモデルの「8シリーズ」において、「8シリーズ・カブリオレ」はクーペとは異なる「メタル調」アクセントがボディ各部に与えられることで差別化が図られ、よりエレガントな雰囲気を持っていますが、「M8カブリオレ」の場合はクーペと同様のスポーティーなアクセントが与えられているようですね。
![BMW-M8-Convertible-14](https://live.staticflickr.com/65535/48004020646_d61cdb3c74_c.jpg)
サイドから見ると、M8ならではのエレガントなシルエットが特徴的。
![BMW-M8-Convertible-21](https://live.staticflickr.com/65535/48004055657_2d2be8753a_c.jpg)
フロントフェンダー上にあるサイドスカットル(エアブリーザー)の形状はM8クーペともども「専用」形状。
![BMW-M8-Convertible-28](https://live.staticflickr.com/65535/48003948478_74fb98d9f5_c.jpg)
リアスポイラーはクーペに比べて若干小ぶりな印象も。
![BMW-M8-Convertible-33](https://live.staticflickr.com/65535/48003948503_fbb63e3f69_c.jpg)
VIA:BMW