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BMW ヴィジョンMネクスト・コンセプトが3年以内に市販との報道。なおi3とi8は現行限りで終了とのウワサ

2019/07/10

| iブランドは短い命だった |

BMWは先日「ヴィジョンMネクスト・コンセプト」を公開しましたが、これは3年以内に発売される、という報道。
これはカーメディア「Car Sales」が報じたもので、BMW M部門のボス、クラウス・フローリッヒ氏が「i3とi8の後継モデルは存在せず、よってヴィジョンMネクスト・コンセプト」がブランドの新しいイメージリーダーになるだろう」と語った模様。

「iモデル」は今後通常のBMWラインアップへと統合?

なお、サラっと「i3とi8の後継はない」と語られていますが、これは相当にショッキングでもあり、BMWがこれまで力を入れてきた「iブランド」が消滅する可能性もありそう。

BMWは「i4」そして「iX3」を発売する予定を持っていますが、i4のスパイフォトを見るに「あまりに普通」、そしてiX3もX3っぽいルックスを持っていて、これまでiブランドが推し進めてきた「ストリームフローデザイン」も消滅しそう。

ちなみにi3の後継については以前から「ある」「なし」両方が報道され、「ある」としても、現在の(最大の)ウィークポイントでもある「価格」を引き下げるため、現在のカーボン製キャビンを捨てて「普通の」プラットフォームに移行するのでは、とも。

そしてi8については、BMWいわく「その役割を果たした」として、後継の必要はないという判断のようですね。

なお、BMWのM部門は「M専売スーパーカー」について最近も言及しており、「次期i8と共同開発」とも。

ただ、i8後継モデルが無いとするとその話も消えてしまうことになりそうですが、今回の話からするに「M専売スーパーカー」と「i8」は統合される、もしくは次期i8がM専売スーパーカーとして開発されるということになるのかもしれませんね。

ヴィジョンMネクスト・コンセプトは、i8同様のカーボン製バスタブシャシーに4気筒ターボエンジンと(プラグイン)ハイブリッドシステムを搭載し600馬力を発生するとされますが、0−100キロ加速は3秒、最高速度は300キロという予想スペックを持っています。

なお、BMW M部門はピュアエレクトリック・スポーツカーを発売するとも報じられたものの、現在の技術では「車体重量が重くなりすぎる」ことが懸念であり、仮に600馬力を発生するだけのバッテリーを搭載すれば2.1トン〜2.2トンになってしまう、とも。

これでは到底「Mモデルらしい」運動性能を発揮できず、そのために「プラグインハイブリッド」という道を選ぶのかもしれませんね。

なお、BMWに限らず、「ピュアエレックトリック」を予定していたものの技術革新が思ったようなペースで訪れず、やむなく「ハイブリッド」を選ぶケースがいくつか見られ(アウディも次期R8については情報が錯綜している)、エレクトリック化については各社とも「計画の変更を強いられる」ことも多いようです。

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