![](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2019/12/mercedes-maybach-gls.jpg)
| メルセデス・マイバッハGLS600はやっぱり「後部座席に乗ってこそ」のクルマだった |
メルセデス・ベンツはつい先日、中国にて「メルセデス・マイバッハGLS 600」を発表したばかり。
そして今回、スーパーカー系ユーチューバーであるShmee150氏がそのレビュー動画を公開しています。
なお、Shmee150氏は自身もメルセデスAMG GT Rを所有しており、AMG GT R Proを注文したところ。
よってメルセデス・ベンツからも比較的重用されているユーチューバーの一人で、限定モデルの「メルセデス・マイバッハG650ランドーレット」発表時にもアフリカでの試乗会に招待され、独占レビューを公開していますね。
今回動画に登場するメルセデス・マイバッハGLS 600のボディカラーはヒヤシンス・レッド、そしてホイールは23インチを装着しています。
メルセデス・マイバッハGLSのエクステリアはこうなっている
現在マイバッハは「メルセデス・ベンツ」のブランドの一つに格納されており、そのため、すでに発売中のメルセデス・マイバッハ・Sクラス含め、メルセデス・ベンツ既存モデルの”バッジ違い”ということに。
ただしその細部はマイバッハ仕様に変更されていて、たとえばフロントグリルもマイバッハ専用。
このグリルは「縦ルーバー」となりますが、その間隔がパナメリカーナ・グリルよりも狭く、かつ「単なる線」ではなく、ラインに強弱が用いられている模様。
ちなみにグリルフレームの上部センターには「MAYBACH」のロゴ入り。
![q13](https://live.staticflickr.com/65535/49160749023_e9959f4749_b.jpg)
そしてその反面、フロントエンブレムは「マイバッハ」ではなく「メルセデス・ベンツ」。
ここはマイバッハにしたほうが満足感が高いんじゃないかと思いますが、そこはメルセデス・ベンツなりの思惑があるのでしょうね。
![q12](https://live.staticflickr.com/65535/49161232196_8e7675016a_c.jpg)
なお、現在のマイバッハ(メルセデス・ベンツの一部)となる前のマイバッハは、独立した(単なる)”マイバッハ”であり、当時はメルセデス色を強めるかどうかで社内ではかなりモメた模様。
すでに退任済みのダイムラー会長、ディーター・ツェッツェ氏は「メルセデス・ベンツに格納すべき」と説いたものの、周囲が「マイバッハ独立論」を通し、その際はメルセデス・ベンツ色を極力配した”マイバッハ”単独ブランドイメージを強調しています。
その後マイバッハは一旦休止し、メルセデス・ベンツのいちブランドとしてリブートされますが、今回のメルセデス・マイバッハGLSについてはリアハッチ上のエンブレムも「メルセデス・ベンツ」となり、マイバッハのエンブレムが見られるのはCピラーのみ。
![am](https://live.staticflickr.com/65535/49161557287_684b1fb513_c.jpg)
フロントロワーグリルもキラキラのメッキ。
メルセデスAMGのV12モデルをさらにきらびやかにした感じですね。
![q11](https://live.staticflickr.com/65535/49161467997_c39bcac63d_b.jpg)
ホイールはマイバッハ専用が採用され、こちらはメッキではなく、ロールスロイス同様にポリッシュ仕上げ。
センターキャップに入るのはメルセデス・ベンツのスリーポインテッドスター、そしてその周囲にMAYBACHのロゴが見られます。
ブレーキローターはかなり大きく、ドリルドローターが採用されていますが、これは550馬力(とEQブーストによる+21馬力)という大きなパワー、そして増加した重量に対応するためだと思われます。
![q10](https://live.staticflickr.com/65535/49161232431_780e16a47f_b.jpg)
リアにもクロームパーツ多数。
テールパイプはバンパー内にインテグレートされ、パイプ内にはバー状のスプリッターが入っていますね。
![q9](https://live.staticflickr.com/65535/49160749478_937542466b_b.jpg)
ドアを開けると電動にてタラップ(ランニングボード)がせり出てくる仕様。
これは近年のラグジュアリーSUVに(標準なりオプションなりにて)よく見られるものですが、実際に目にすると「おお」と感動する装備の一つ。
![q8](https://live.staticflickr.com/65535/49160749543_d6c0eba743_c.jpg)
メルセデス・マイバッハGLS 600のインテリアはこうなっている
こちらはマイバッハGLSのインテリア。
ややグレーっぽい、明るい色調を持つホワイトレザーが使用されています。
キックプレートには字光式の「MAYBACH」、そしてペダルもマイバッハ。
ただしステアリングホイール中央のエンブレムはメルセデス・ベンツが採用されています。
液晶メーターのオープニング画面、センターコンソールのインフォテイメントシステム操作用デバイスにもマイバッハのエンブレムがあしらわれ、「メルセデス・ベンツ」と「マイバッハ」とのダブルネームといった感じですね。
![q](https://live.staticflickr.com/65535/49161232026_9cb8c3eb3c_c.jpg)
この「直線」が随所に用いられるのもマイバッハならでは。
![q7](https://live.staticflickr.com/65535/49161468452_bdd0e44717_b.jpg)
基本的なメーター表示はメルセデス・ベンツGLSと同じ。
![q5](https://live.staticflickr.com/65535/49161232811_f554626c11_c.jpg)
車両設定画面。
![q4](https://live.staticflickr.com/65535/49160749803_0fd4077355_b.jpg)
後部座席はこう。
センターコンソールには車両設定用のモニタ、フロントシートの背面にも液晶モニタが設置されています。
Shmee150氏によると、やはりこのクルマは「後ろに乗るクルマ」とのこと。
![q6](https://live.staticflickr.com/65535/49160749698_77c7bca0f6_c.jpg)
センターコンソールにはテーブルも内蔵。
もちろんアンビエントランプも装着されています。
![q3](https://live.staticflickr.com/65535/49161233001_273bd6016a_c.jpg)
リアトランク内のセンターにあるのは「(シャンパンなどの)ボトルクーラー」。
けっこうトランクスペースを圧迫するようですね。
![q2](https://live.staticflickr.com/65535/49161467562_5e81cdb86f_c.jpg)
VIA:Shmee150