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【動画】ワルター・ロール「EVは嫌いだ。乗りたくない」→ポルシェ・タイカン試乗後「驚いたな。こんなクルマは運転したことがない」

2019/02/24

長年ポルシェのテストドライバーを務め、「運転の天才」とも称されるワルター・ロール(ポルシェではバルター・レアルと表記)氏がポルシェのニューモデル、タイカンをテスト。

なお、ワルター・レアル氏は「私はEVは嫌いだ」と最初に宣言。
「しかし、それはタイカンのテストを避ける理由にはならない」としてタイカンのプロトタイプへと乗り込むことに。

これまでの意見とは逆方向に

ワルター・ロール氏は1981年以降ポルシェのファクトリードライバーとして数多くの勝利をポルシェにもたらしていますが、70歳を超える今でも「現役」。

新型車開発への貢献度も高く、ヴァイザッハにあるテストサーキットにも彼の名が冠されるほど(ポルシェによるワルター・ロール氏の紹介はこちら)。

そんなワルター・ロール氏ですが、テストを開始するなり「こいつは驚いたな」。
タイカンの挙動は「どんなに細かいところといえどもポルシェそのもの」で、さらに途切れることなく続く加速については「一般の人々が体験したことが無いレベルのものだ」。

もちろんワルター・ロール氏はポルシェの人間なので、いかにEV嫌いといえどもタイカンを否定することはできず、よって褒めるしかないのだと思いますが、動画を見ていると「本当にそう感じているのだろう」と思える部分も。

続けて「このクルマはまったくもってクレイジーだ。こんなパフォーマンスは体験したことが無いし、そう動いてほしいと思うようにクルマが動く。こいつは本物だ」と述べており、とにかくこれまでとは180度の方向転換を行っています。

https://www.youtube.com/watch?v=il1plaW36_M

実際のポルシェ・タイカンはどういったクルマなのか

なお、現実的にポルシェ・タイカンがどのようなクルマなのか、そしてどのようなパフォーマンスを持つのかは全く不明。

「4ドア」というところから想像するに、パナメーラのような安楽なサルーンなのかもしれませんし、比較的コンパクトなサイズを見ると「911のようなスポーツカーなのかも」と思うことも。

さらにはEVならでの低い重心や強力なトルク、4輪ベクタリングを考慮すると「911を凌ぐ運動性能を持っているんじゃないか」と考えたり。

なお、試乗前のワルター・ロール氏のように「EVは嫌いだ」という人が多いことも間違いなく、ぼくはそれをBMW i3の所有期間通じて実感。
いわゆる「クルマ好き」ほどEVには興味を示さず、しかしクルマ好きの中でも「珍車好き」の人には好評であったことを思い出しますが、EVに関してはそのイメージや、「乗らず嫌い」というところが販売上の障壁なのかもしれません。

なお、下の画像は「EV Forum.com」によるタイカンGT3のレンダリング。
ボディ構造が大きく変わり2ドアとなっているなど、現実には起こり得ないだろうという「IF設定」ではありますが、いずれはレーシングカーもEVになるだろうという時代がもうそこまでやってきているのでしょうね。

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