| フラットノーズ化するだけではなく前後フェンダーにルーバーを設け、ウイングを大型化するなど「こだわり」の仕様に |
ボディカラーやグラフィックはレトロな1980年代風
さて、トミカやマジョレットなどのダイキャストミニカーのカスタムを専門的に行うユーチューバー、ジャカルタ・ダイキャスト・プロジェクトがその最新作「ポルシェ934 RSR スラントノーズ」を自身の公式Youtubeチャンネルへと公開。
なお、ベースとなるのはホットウィールの「ポルシェ934 RSR」です。
ポルシェ934 RSR スラントノーズはこうやって作る
そこでこの「ポルシェ934 RSR スラントノーズ」の製作過程を見てみたいと思いますが、まずはいつもどおりボディとシャシー、ウインドウを分離した後に塗装を剥離することに。
その後にヘッドライト周辺やフロント/リアフェンダーなどを切落とし・・・。
新しくパテでフェンダーを成形します。
フロントフェンダーとノーズはこんな感じ。
そしてフェンダーにはルーバーをカットにて再現し・・・。
ボディ裏面にはライトを開閉させるための機構を追加。
リアフェンダーにはエアインテークを追加にて再現しますが、この「フラットノーズ」は当時のポルシェ(主に911ターボ)にオプションとして設定されていたもので、このオプションを選ぶと冷却系にも変更が加えられ、それにあわせた空気取入口が(多くの場合で)追加されるわけですね。
そしてサイドステップ、リアウイング、フロントリップ、エアロミラー、バンパーなどもプラ版とパテにて再現され・・・。
造形が完成しサフェーサーを吹いた状態だとこう。
そこに80年代風のグラフィックを入れ、デカールを貼り付け・・・。
上塗り(クリア)をペイントして完成。
エキゾーストパイプ、タービン、テールパイプは自作さて、タイヤとホイールも社外品へと交換されています。
もちろん開閉機構によってヘッドライトがパカパカと開くことに。
なお、当時の「フラットノーズ(もしくはスラントノーズ)」オプションパッケージは車体の60%程度のコストが要求され、つまりこれを装着することでオプション込みの価格が「1.6倍」となったわけですが、それでも少なくはない数のオーナーがこのフラットノーズを選んでおり、それもまた驚きの事実でもありますね。
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