Image:Singer Vehicle Design / drewphillipsphoto
| このポルシェ911レストモッド「フラットロック」のオーナーは当時のポルシェに強い愛着がある人物だと思われる |
「シンガー色」よりは「ポルシェ純正色」の強い仕上がりに
さて、ポルシェ911の美しいレストモッドを提供することで知られるシンガー・ヴィークル・デザイン。
ポルシェ911ターボ”50周年”の折に964世代の911をベースとした初代930ターボ風レストモッド「ターボスタディ」のデリバリーを本格化しており、今回公開されたのは「フラットロック・コミッション」と命名されたルビーストンレッドをボディカラーに持つ一台です。
なお、このルビーストンレッド(ルビースターとしても知られる)は80-90年代のポルシェに採用されたカラーでもあり、近年「ルビースターネオ」として復活し現行モデルでも選択が可能となっていますね。
ポルシェ911レストモッド「フラットロック・コミッション」はこんな仕様を持っている
そこでもう少しポルシェ911レストモッド”フラットロック・コミッション”を見てみると、ほかの「ターボスタディ」同様にワイド仕様のカーボンファイバー製ボディを持っており、巨大な”ホエールテール”リアウイングにフックスホイールという定番仕様。
このウイングの下に収まるのは「メツガー」3.8リッター・フラットシックス、そしてこれに可変ジオメトリ(VTG)を持つツインターボを装着しています(出力は非公開)。
トランスミッションは6速マニュアル、駆動輪は後輪のみ、そしてトラクションコントロールに電子制御によるスタビリティコントロールといった「最新」デバイスも投入されており、安心して「踏む」ことができそうですね。
Image:Singer Vehicle Design / drewphillipsphoto
インテリアはブラック(オニキス)をベースとしたシンプルな仕様を持っており、用いられるアクセントカラーは「グレー」。
ダッシュボードのトリムやエアコン吹き出し口は「ホワイト」のように見え、これはフックスホイールのリム部分とマッチさせた結果かのかもしれません。
Image:Singer Vehicle Design / drewphillipsphoto
シート形状は(ほかのシンガー・ヴィークル・デザイン製ポルシェ911レストモッドに比較して)ポルシェ純正の形状に近く、シフトレバーやパーキングブレーキのグリップも「ブラック」というポルシェ純正に近い仕様を持つもよう。
なお、シートセンターにはグレーが採用され、これもまた1980~1990年代のポルシェによく見られた仕様です。
Image:Singer Vehicle Design / drewphillipsphoto
合わせて読みたい、シンガー・ヴィークル・デザイン関連投稿
-
シンガー・ポルシェ911「オースティンコミッション」公開。外装シンプル、しかし内装は多色レザー使いのゴージャス仕様に
参照:Singer Vehicle Design | エクステリアは「定番」しかしインテリアはほかのシンガー製ポルシェ911にない仕上げを誇っている | おそらくは今後も「こだわりの」ポルシェ911レ ...
続きを見る
-
ポルシェ911レストモッド始祖、シンガーより最新作「フジ・コミッション」「916コミッション」公開。本家ポルシェにシンクロし「ペピータ」「タータン」内装も増加中
Image:Singer Vehicle Design@drewphillipsphoto | 今後はおそらく「ターボスタディ」の生産比率が増してくるものと思われる | そして「これまでにない」オリジ ...
続きを見る
-
ポルシェ911レストモッド始祖、シンガーが964世代をベースにした「クラシックターボ」最新作2台を公開。1台は個性強めのパープル、もう一台はエレガントなグリーン
Image:Singer Vehicle Design | おそらくは「クラシックライン」のポルシェ911レストモッドは生産が終焉を迎えつつあるものと思われる | そして「クラシックターボ」の次の展開 ...
続きを見る