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ポルシェが伝統の千鳥格子(ペピータ)をドライバーズセレクションへと大幅拡充。クルマに乗っていないときでも「ポルシェの世界を堪能」できるように

ポルシェが伝統の千鳥格子(ペピータ)をドライバーズセレクションへと大幅拡充。クルマに乗っていないときでも「ポルシェの世界を堪能」できるように

Image:Porsche

| ポルシェにとって「ペピータ」はその伝統のひとつでもある |

なかなか日本だと「自動車の内装」として馴染みがない柄ではあるが

さて、ポルシェにとって「千鳥格子(ペピータ)」が特別なのはご存知のとおりですが、これは1960年代にオプションとして導入された仕様に端を発します。

その後このペピータは911初期モデルのシグネチャーデザイン要素となり、シートセンターパネル、ドアトリム、グローブボックス等に用いられるものの、その後しばらく表舞台から姿を消し、しかし少し前になってからポルシェの「ヘリテージ路線採用」とともに復活することとなるわけですね。

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ポルシェ「ペピータ」はクルマを超えてポルシェのレガシーを新しい時代へと導く

そして現在、ポルシェはその車両へと反映させるオプションの範囲を超えて「ドライバーズセレクション」にて販売されるグッズにもペピータを拡大採用することに。

なお、日本だと千鳥格子を「ペピータ」と呼ぶことはほとんどなく、単に千鳥格子あるいはハウンドトゥースと呼ぶことが大半だと思いますが、この「ペピータ」という名称につき、この柄を好んで着用した19世紀のスペイン人ダンサー、ペピータ・デ・オリバに由来すると伝えられています。

そして当時、この”ペピータ”は紳士服にのみ用いられていたそうですが、1947年にクリスチャン・ディオールがレディースコレクションにこれを採用することで一気に「ファッショナブルな柄」として認知されるようになったのだそう。

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そこで今回ポルシェがラインアップした「ペピータ」アイテムは12種類で(以前から揃えられていたものもある)、ここでいくつかを見てみると、まずこちらはペピータ柄を文字盤に採用した腕時計(この柄を文字盤に採用する腕時計は意外と珍しいんじゃないかと思う)。

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こちらはタンブラー。

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こちらはグローブ。

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日本だと「千鳥格子を自動車の内装やグッズに」というのはなかなか想像しにくく、しかし欧州ではタータンチェックをインテリアに使用する例も少なくはないようで、よって日本の自動車業界も今後「世界標準」へと寄せられてゆくことになるのかもしれませんね。

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参照:Porsche

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