2020年1月の国内輸入車登録状況。ボルボがついにミニを抜き、フェラーリは過去最高レベルの販売を記録

｜　BMW、ミニ、ルノー、スマート、フィアットは相当に苦しそうだ　｜

さて、2020年1月の輸入車登録ランキング。
相変わらずメルセデス・ベンツが1位となっていますが、フォルクスワーゲンがBMWを抜いて2位に浮上しています。
反対にBMWは前年比77.9％と販売が振るわず、この理由はちょっと不明。
おそらくは現在のラインアップにさほど魅力がなくなってしまったこと、そしてボディカラーをはじめとする選択肢を狭めてしまったこと（現行3シリーズは3色しか選べない）がその理由なんじゃないかとは考えています。
反面、VWは「T-Cross」をデビューさせており、今後の伸長も期待できそうですね。

2020年1月の輸入車登録状況はこうなっている

そして以下が2020年1月の輸入車登録状況ですが、ボルボがミニを抜いて5位に浮上したのも一つのトピック。
ボルボは前年比112.1％、ミニは前年比78.1％というところを見るに、ミニは今後もそのポジションを譲り続けることになるのかもしれません。
ボルボは昨年、一昨年も継続してほぼ2桁の成長を続けており、状況によってはさらに上位を狙えそうでもありますね。

コンパクトカーだと魅力的なクルマを持つプジョー、シトロエン、DSは快進撃を続け、逆に訴求力の弱いルノー、フィアットはシェアを失っている状態。
これまで調子の良かったアバルトもここへ来て前年比マイナスとなっています。

そのほかフェラーリの「90台（155.2％）」は過去最高だと思われ、ランボルギーニが「72台（前年比313％）」という台数で追いかけようとも追いつけない状態。
なお、フェラーリは2019年通年の世界販売台数を公開していますが、日本は中国よりも多くの台数を販売していて、世界的に見ても「けっこう販売台数が多い」部類であるようですね。

フェラーリの2019年は「初の1万台超え」となる10,131台を販売。売上に占める「車両のみ」比率は78％、1台あたりの平均販売額は3490万円、日本は中国を抑え870台を販売

VIA:日本自動車輸入組合