
| 奇抜なようでいて現実的なデザインを持っている |
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さて、輸送機器デザイナー、アンドレア・オルティーレ氏が「未来のランボルギーニ」、ランボルギーニE_Xを公開。
同氏いわく、ガンディーニがデザインしていた時代のランボルギーニ、そして戦闘機を組み合わせたと述べており、実際にこのランボルギーニE_Xは「一人乗り」。
そして一人乗りで「戦闘機風」というと、2013年に発表された「ランボルギーニ・エゴイスタ」を連想させますね。
![Lamborghini-Egoista-2[3]](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2015/12/Lamborghini-Egoista-23.jpg)
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ランボルギーニE_Xはこんなクルマ
そこでこのランボルギーニE_Xですが、このデザインにあたって考えたのは「2ライン」。
画像の通り、マルチェロ・ガンディーニのデザインした不朽の名作、ランチア・ストラトス・ゼロ(1970)、ランボルギーニ・カウンタック(1973)の横から見たラインを現代に再現しようということですね。

そして未来のランボルギーニということで、やはりパワートレーンは「ピュアエレクトリック」。
前後にモーターを搭載する4WDで、バッテリーはフロアに敷き詰め、カーボンファイバー製のフレームを備えます。

実際に完成したCG作品がこちら。
現在のランボルギーニが好んで用いるヘキサゴンそしてY字モチーフはほぼ見られませんが、もちろんそれは意図的なのだと思われます。

薄型ヘッドライトはじめ、サイドウインカーやテールランプはボディパネルに組み込まれ、フラッシュサーフェス化が図られている模様。

後方確認はサイド、そしてルーフに埋め込まれたカメラにて。

フロントから見るとこう。
一見すると車内から外側が見えなさそうですが、これは「ボディカラー同色の、ドット状加工が施されたフィルム」を用いているためで、室内からの視界は確保されているという設定です。

乗降についてはこんな感じでフロントカウルがガバっと開き、リアカウルが後方へとスライド。
いわゆるドアはないので、ドライバーは車体をまたいで乗降することになります。

現時点で未来のランボルギーニがどういったパッケージングそしてデザインを持つことになるのかはわからないものの、このランボルギーニE_Xはそのひとつの姿として意外と「現実的なんじゃないか」と思える部分も。
ただ、どのようなクルマのようになるにせよ、ランボルギーニがこれまでに築いてきた歴史、そしてDNAが反映されたデザインを維持することだけは間違いなさそうです。

ランボルギーニE_Xのインテリアはこうなっている
そしてこちらがランボルギーニE_Xのインテリア。
ひとり乗りというレイアウトを持ち、極端にタイトなコクピットを持っています。

メーターやセンターコンソールは持たず、ステアリングホイール内にメーター代わりのディスプレイ、そしてスイッチを内蔵しているようですね。

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