| アーティストそれぞれの得意分野を活かし、サウンド、ヴィジュアル、そしてエクスペリエンスなど「ほかにはない一台とNFT」に |
落札者はランボルギーニ博物館のプライベートツアーやランボルギーニの特別イベントにも参加可能
さて、なにかと話題のNFTですが、日産やアルピーヌはいちはやくこれに取り組み、さらにアルファロメオはそのクルマの残存価値を高めるためにNFTを車両に組み込むと発表し、ランボルギーニそしてブガッティも実際にここへと参入したばかり。
そこでランボルギーニが新たに発表したのが「アヴェンタドールLP780-4ウルティメの最後の一台とNFTとのセット」。
アヴェンタドールLP780-4ウルティメは、アヴェンタドールそしてV12エンジンのみで走る同社のスーパーカーとしての有終の美を飾るファイナルモデルであり、さらにその最後の一台が記念すべきコレクターズアイテムになったということを意味します。
ランボルギーニのコラボレーション相手は2人のアーティスト
ランボルギーニによると、今回のNFTプロジェクトは「荒ぶる雄牛をデジタル時代へと向かわせる」ものであり「世界初のスーパーカー:NFTが1:1という企画」だそうで、RMサザビーズが開催するオークションにて幸運にもこれを落札できた場合、そのオーナーは「ランボルギーニの象徴的な遺産の一部となり、将来のランボルギーニ限定モデルのバーチャルプレビュー、ランボルギーニ博物館(MUDETEC)のプライベートツアー、スティーヴ・アオキとクリスタ・キムのバーチャルセッション”ミート&グリート”参加などのVIPユーティリティを利用することができる」とのこと。
このNFTは実車のアヴェンタドールLP780-4ウルティメと組み合わせられることになりますが、ランボルギーニ、クリスタ・キム、スティーヴ・アオキは、それぞれの分野のリーダーとして、スーパーカーとNFTの空間を再定義し、物理的世界と仮想世界のギャップを埋めることになるといい、ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によれば「私たちはともに若さあふれる革新者であり、予想外のプロジェクトや技術的な解決策に目を向けています。このプロジェクトは、私たちにとって非常に特別なものです。なぜなら、誰も到達したことのない、本当の意味での初めての道だからです」とコメント。
今回オークションにかけられるアヴェンタドールLP780-4ウルティメのボディカラーは「ブルーとブラックとのグラデーション」、そしてインテリアはブラックをベースにオレンジのアクセントが入ります。
左右シートの間、リアバルクヘッドにはランボルギーニのエンブレム(クレスト)、そしてスティーブ・アオキとクリスタ・キムのマーク、そして2022のロゴ入り。
この車両は4月19日にオークションにかけられる、とのこと。
現在NFTに対する注目度は非常に高くなっており、しかも「V12エンジンのみで走るランボルギーニの最後の一台」ということもあって、想像をはるかに超える高値で落札されることになるかもしれませんね。
スティーヴ・アオキはこんな人
スティーヴ・アオキは、「ワイルド・スピード」への出演で知られる女優、デヴォン青木の異母兄でもありますが、過去に二度2回グラミー賞にノミネートされた音楽プロデューサー、そしてアーティスト、ファッションデザイナー、起業家、ギネス世界記録保持者、NFTビジョナリーといった肩書を持ち、世界で最も成功したクロスジャンルアーティストの1人。
すべてのプラットフォームで毎月平均7700万のリーチを誇るといい、とてつもなく高いネット価値を誇る人物でもあります。
今回スティーヴ・アオキは、このNFTのため、そして最後のアヴェンタドールにインスパイアされた実車専用のサウンドトラックを提供するほか、NFTと実車のカスタマイズのデザインについてコンサルティングを担当し、「この歴史的なプロジェクトでランボルギーニとクリスタ・キムとパートナーを組めることを光栄に思っています。このプロジェクトは、物理的な世界とデジタルアート、そして音楽がひとつになる、究極のジャンクションを意味します。このクルマのデザイン要素には、すべて目的があります。だから、私の音楽トラックには、そのソウルフルなエネルギー、つまりヴァイブ、スピリット、パワーを反映させたいと思ったのです」とコメント。
クリスタ・キムはこんな人
そしてもう一人のコラボアーティスト、クリスタ・キムは「現実世界と仮想世界のギャップを埋めるパイオニアと称されていて、”テクノロジーを芸術的媒体とした没入型デジタルアート”を制作するという次世代アーティストの一人(つまりは静止画ではなく動画や、それによってもたらされるエフェクトを芸術作品としている)。
そして今回、彼女はNFTのためのビジュアルアートワーク制作を担当したといい、アヴェンタドールLP780-4ウルティメのボディ表面には彼女の手掛ける作品の特徴でもあるグラデーションがフィーチャーされ、これはランボルギーニのパーソナリゼーションプログラム、アド・ペルソナムプログラムによって実現されたもの。
「このアヴェンタドールは伝説であり、初のフィジカル・デジタル・スーパーカーとなるのです。より高い意識状態が最先端のテクノロジーとデザインに出会うとき、私たちは別次元の美しさを目にすることが可能です。私のランボルギーニNFTのヴィジョンでは、スティーヴがエンジン音を瞑想的な雰囲気に変え、崇高な火星の夕日を前に瞑想しているところを思い描いています。このビジョンを実際のクルマとNFTとで実現できるのは、これ以上ない喜びです」とコメントしています。
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参照:Lamborghini