| おそらく相当にお金がかかったとは思うが、本物のアヴェンタドールSVJを買うよりはずっと安上がり |
ここまで完璧に近い仕上がりを持つ「SVJレプリカ」は見たことがない
さて、サウジアラビアのエキゾチックカーディーラー、セブン・モータースにてランボルギーニ・アヴェンタドールSVJに換装されたアヴェンタドールLP700-4が販売中。
アヴェンタドールは2011年3月にジュネーブ・モーターショーにて「LP700-4」として発表され、その後「アヴェンタドールSV(スーパーヴェローチェ)」「アヴェンタドールS」「アヴェンタドールSVJ(スーパーヴェローチェ・イオタ)」と続き、「アヴェンタドールLP780-4ウルティメ」にてその生涯を閉じています。
そして今回販売されているアヴェンタドールは、もっとも最初の世代のアヴェンタドールであるLP700-4を、そのずっと後のアヴェンタドールSVJの内外装へとコンバートしたもので、「ありそうで意外と無かった」カスタムだといえそうですね。
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使用されるパーツが純正かどうかは不明だが
アヴェンタドールSVJは限定900台にて発売されていますが、新車価格は4576万円に設定されており、しかし「もうV12エンジン単体で走るランボルギーニは二度と製造されない」そして「アヴェンタドール中きってのハードコアモデル」ということもあって現在だとその相場は倍の9000万円ほど。
オープンモデルのSVJロードスターだと軽く「億」を超えており、かつ売り物も少ないため「非常に入手が難しい」スーパーカーの一つです。
今回の「SVJコンバート」がなされたアヴェンタドールには相当の資金が投入されているようにも見えますが、アヴェンタドールSVJを購入するよりはずっと安価に仕上がるのは間違いなく、かつ「気軽に乗れる」のかもしれません。
ざっと見てみると、その仕事は「完璧」とも言えるもので、フロントバンパーそしてスプリッターは完全にアヴェンタドールSVJ。
サイドウイングやリアウイング、リアディフューザー、リアフードもやっぱりアヴェンタドールSVJ。
エキゾーストパイプまでもが移設されており、これを「アヴェンタドールSVJのレプリカ」だと気づく人はほとんどいないものと思われます。
ただ、細部を見てみると、分離しているはずのパーツが分離していなかったり・・・。
面が出ていない部分もあるので、コンバートに際しては純正の(アヴェンタドールSVJの)パーツだけではなく、自作したパーツを使用しているのかもしれません(リアウイングも自作っぽい)。※テールパイプにも、本来はないスリーブが装着されているようだ
ちなみにですが、こういった「上位グレードや限定モデルへのコンバート」を防ぐためなのか、多くの自動車メーカーではそういった「特別モデルのパーツは、そのクルマのオーナーしか購入できない」ようになっており(車検証が必要だったりする)、しかしそこにも抜け道があったり、事故車からパーツを取ってきたり、という対応もできそうですね。
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インテリアも「アヴェンタドールSVJ」っぽかった
そしてこのアヴェンタドールにつき、インテリアはおそらく「フルカスタム」。
ボディもおそらくオールペンがなされていると思われますが、インテリアについてはルーフライナーに至るまで貼り替えられているように見えます。
そして可能な限りアヴェンタドールSVJっぽく仕上げられているものの、ダッシュボードやドアパネルなど、一部にはちょっとした相違も(ただし、その全体のインパクトに目を奪われ、そこにまで気づかないかも)。
シートもアヴェンタドールSVJ風の「Y」シェイプが切り替えにて再現されていますが、レーシングシートではなく、もともと装着されているコンフォートタイプ。
それでも、この内外装の完成度には目を瞠るものがあり、中東のお金持ちが「普段乗り」として購入するなど、意外に需要があるのかもしれませんね。
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参照:Seven car lounge