| この発想はなかったが、なかなか目の付けどころはいいかもしれない |
いったいどんなクルマができるのかちょっと楽しみ
さて、世の中には様々なスーパーカーのレプリカが存在しますが、ランボルギーニ・ディアブロはその人気のモチーフのひとつ。
これまでにも「本物と見分けがつかない」レベルのレプリカが何度か報じられており、しかし今回は一味違うディアブロのレプリカが登場しています。
このレプリカはイリノイ州のリッキー・イリザリー氏なる人物が製作しているもので、ジープ(Jeep)とランボルギーニ(Lamborghini)とをかけ合わせて「ジーポルギーニ(Jeeporghini)と呼ばれているようですね。
その改造は思ったよりも本格的だった
なお、ベースとなるのはジープ・リバティ。
リッキー・イリザリー氏はこれのルーフをバッサリと切り取り・・・。
この上にランボルギーニ・ディアブロのボディを載せることにしたもよう。
ちなみにこのジープ・リバティの車体構造が「ラダーフレーム」なのか「モノコック」なのかわわかりませんが、ここまでズバっとカットしているところを見るとラダーフレーム(ボディオンフレーム)なのかもしれませんね。
ジープ・リバティとランボルギーニ・ディアブロとのホイールベースは同じだが
そしてこちらがひとまずランボルギーニ・ディアブロのボディを載せてみた状態。
画像を見る限りではこのディアブロのレプリカボディはかなりよくできているようで、しかしフロントエンジンのリバティに(ミドシップの)ディアブロのボディを被せるのは簡単な作業ではなく、ディアブロのボディを下方向へと延長しなくてはならないのかもしれません。※ジープの前後ドアを取り外したところに補強のためのパイプが溶接されている
ただ、そうなるとそれはもうディアブロとは呼べないシロモノとなってしまい、今後リッキー・イリザリー氏がどのようにカスタムを進める計画を持っているのかはちょっとナゾ。
ちなみにランボルギーニ・ディアブロのホイールベースは2,650ミリですが、ジープ・リバティのホイールベースは2,649ミリなのでその差はわずか1ミリ。
レプリカを作るには「ホイールベース」がいかにベース車とターゲットとするクルマとで近いかどうかが重要で、というのもホイールベースを伸ばしたり縮めたりすると一気にプロポーションが崩れてしまうため。
同氏がこの「1ミリしか差がない」というところに着目して(ディアブロのレプリカ製作の)ベース車にジープ・リバティを選んだのかどうかはまったくのナゾではありますが、今後の成り行きに注目したいところでもありますね。
ちなみにこのリバティについて、もっともパワフルなバージョンだと搭載されるのは3.7リッターV6 / 213馬力、トランスミッションは4速AT、駆動輪はもちろん4輪。
もちろんその完成状態は「ランボルギーニ・ディアブロそのもの」を目指しているわけではく、ディアブロっぽいスーパーオフローダーを目指しているのだと思われますが、今後ランボルギーニが放つ「スーパーカー+オフローダー」であるウラカン・ステラート、そしてポルシェ911サファリ(ダカール?)が登場すれば、今回のような「オフローダーにスーパーカーのボディを被せる」といったレプリカが増えてくるのかもしれません。
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参照:CARSCOOPS