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ランボルギーニは「初のEV」、ランザドールの発売を1年後ろ倒しとして2029年へ。その理由は「市場がまだ成熟しておらず、消費者の理解が得られないであろう」ため

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| しかしながら、この1-2年で大きく事情が変わる可能性があり、逆に「前倒し」となる可能性も |

いずれにせよ、技術的には「問題なく」計画に従い発売できる段階にあるようだ

さて、ランボルギーニが「初のEV」として計画していたランザドールの発売を2028年から2029年に延期するという決定を下したとの報道。

これは「開発の遅れ」が理由ではなく、市場が「EVについてこれない」と判断したからだとされ、多くの自動車メーカーと同様の意図ということになりそうです。

一方、フェラーリは(現在のところ)2025年に初のEVを発表するという姿勢を崩しておらず、フェラーリが今後どう動くのかも気になるところですね。

ランボルギーニ・ランザドールは「スーパースポーツ」ではないが

なお、ランザドールはスーパースポーツではなく、つまり「バッテリーの重量がさほど問題とはならない(パワーでカバーできる)たぐいのクルマですが、それでもランボルギーニが「発売延期」を決めたということは、思ったよりもEVに対する市場の反応が鈍いのかもしれません。

つい先日までランボルギーニは「ランザドールの販売を、テメラリオと同じくらい」のレベルにて見込んでいるとコメントしていて、そしてランザドールは同社の何らかの販売を侵食するわけではなく、むしろ「プラス」されるため、現在資金難にあえぐ(ランボルギーニが属する)フォルクスワーゲングループにとってはありがたい(あるいは早く発売したい)クルマだとも考えられます。

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ランボルギーニはランザドールの販売を「全体の40%」を占めたウラカン後継モデル「テメラリオと同じくらい」になるだろうと予測。つまりこれによって販売を大きく伸ばす計画を持っている
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それでも今回「延期」という決断が下されたということは、それだけ「リスクが高い」と判断されたのだと考えていいのかも。

ランザドールは「ランボルギーニにとって非常に重要な」モデルである

ランザドールは、21世紀のエスパーダとも言えるモデルで、4つの座席と2つのドアを持つSUVであり、セミクロスオーバーというボディ形状が販売面で有利になる可能性が高いと見られています。

ランボルギーニ・ランザドールはなぜ「あの奇抜な」ボディ形状なのか?「現在持たない車種を投入する必要があったが、セダンは2つの理由からNOになった」
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実際のところ、ランボルギーニにてCEOを務めるステファン・ヴィンケルマン氏は、昨年末に「ランボルギーニが長期的な視点で戦略を考えている」ことを明言し、「私たちには、電気自動車の導入を加速するか、延期するか決定するための十分な時間がある。現時点では何も延期するつもりはない。私たちは2020年代の終わりまでに初の電気自動車を出すと約束した。これは続けていく計画であり、ランザドールを4番目のモデルとして位置付けている」と述べており、よってここ最近でなんらかの「変化」が起きたということに。

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ランボルギーニは世間の流れと逆行し「EVの発売時期を遅らせることはなく、予定どおりにランザドールを投入」。その需要には絶対の自信をもっているもよう

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なお、今回のランボルギーニの決定はロイターに対しステファン・ヴィンケルマンCEOが語ったものだと報じられ、その内容としては「2029年に電気自動車を発売するのは遅すぎるとは思わない。2025年や2026年には、私たちのセグメントにおいて市場はEVに対応していないだろう」というもので、上述のとおり「市場の未成熟」を理由としたもの、

技術的観点だと、ランボルギーニは計画通り「この10年以内」にEV発売を実現できる見込みだとされ、1年遅れたとしても目標には十分合致していますが、この先行き不透明な現在の状況にあり、”初のEV”というが非常に重要な製品をどのように(そしていつ)発売するかについて慎重になるのは十分に理解できるところでもありますね。

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