ランボルギーニはレストア部門「ポロストリコ」を展開していますが、今回新たにその専門施設をオープン。
ランボルギーニ本社内に設けられ、生産から「最低で10年以上(今だと350GTからディアブロまで)」経過した車のレストアを行う、としています。
当時の資料や純正パーツのストックも行うとしており(ポルシェも最近そのアーカイブを公開)、クラシックランボルギーニにおいては65%をカバーするパーツを保有しているとのこと。
さらにはレストアのためランボルギーニ本社までの輸送や、レストア期間中の管理(最大24ヶ月)も行い、まさに万全の体制ではありますね。
クラシックモデルのレストアについてはフェラーリやポルシェももちろん専門の部署を持っており、BMWも新たに専門の部署を設立。
レストアを行った車両には新たにメーカーの保証が付く場合がほとんどで、安心して乗れることになりますね。
なおレストアにかかる時間は超大で、輸送期間を考えると相当な日数を要すると思われます。
またレストア中の車を保管するスペースも必要で、レストアは機械的に進めることもできないため職人が「つきっきり」で進めることになるかと思いますが、人件費=コストがかなりかかりそうな業務とも言えます。
ただしブランド価値を高めるため、ユーザーの囲い込みを考えると「これからさらに重要になる」部署でもあり、各自動車メーカーとも、これを拡大する必要もまた出てきそう。
ランボルギーニが、旧車のメンテナンスやレストアを行う「ポロストリコ」にて修復されたミウラSVが走行する動画を公開。
このミウラは1971年製で、同年に開催されたジュネーブ・モーターショーにて展示された個体そのもの。
もともと「プロトタイプ」として製作されたものなので市販モデルとの相違もあるそうですが、ランボルギーニ社に保管されていた資料をもとにレストアされた、とのこと。
レストアにあたっては可能な限り当時のパーツを使用しているとのことで、ボディカラーも当時と同じ”Verde Metallizata”、つまりメタリックグリーンとなっています。
完成後にはコンクール・デレガンスに出品されたり、世界中のイベントに展示されたりしていますが、今回初めてランボルギーニ公式にて実際に走行する姿が動画で公開に。
なお、ポロストリコについてはランボルギーニも公式サイトにその詳細が掲載されています。
この個体は「ランボルギーニ・デイ東京」に展示されていたものと同一と思われますが、実際にぼくが撮影してきた画像はこちらにアップ。