マセラティが新型グラントゥーリズモのインテリアを初公開！物理スイッチはほとんどナシ、デジタルギミック満載ながらもセクシーさは相変わらず

｜　新型マセラティ・グラントゥーリズモは一気にクリーン、そして新時代へ　｜

各グレード間では素材や仕様が差別化される

さて、マセラティは2022年10月に新型グラントゥーリズモを発表しているものの、その際に明かされなかったのがインテリア。

そして今回はそのインテリアの仕様が画像とともに公式インスタグラムへと公開されることとなっています。

新型マセラティ・グラントゥーリズモにはガソリンエンジン版とピュアエレクトリック版（フォルゴーレ）が用意される見込みですが、ガソリン版だとエントリーグレードのモデナとパフォーマンス志向のトロフェオが設定されており、それぞれ490ps（365kW/496PS）、550ps（410kW/557PS）のツインターボ3.0リッターV6が搭載され、ゼロエミッションのフォルゴーレには92.5kWhの800Vバッテリーパックと3つのエレクトリックモーターが搭載されて合計751hp（560kW / 761PS）を発生します。

マセラティはグレードごとにインテリアも差別化

なお、マセラティはグラントゥーリズモの各バージョンについてそのエクステリアを差別化していて、それと同様にインテリアについても（基本は同じながら）いくつかの差別化を導入しています。

たとえば、このベージュとホワイトのインテリアはピュアエレクトリック版のフォルゴーレに用いられるもので、（おそらくはレーザーによる）カットが施されたダッシュボード、ドアインナーパネル、シート表皮を持っています。

そしてこちらはガソリン版グラントゥーリズモの上位モデル、トロフェオのインテリア。

ライトブラウンにブラックという落ち着いたトーン、ゴージャスなウッドトリムを持っており、フォルゴーレ同様ではありますが、すでに発売が開始されているSUV、グレカーレと多くのパーツを共有しているようですね。

ただしそのフィニッシュや造形はグラントゥーリズモ独自のものであり、フルレザー仕上げのダッシュボード（標準なのかオプションなのかはわからない）やドアインナーパネルのディテールやステッチ、テクスチャーインサート、メタルアクセント等によって”よりプレミアムな”印象を与ます。

ダッシュボードサイドにはマセラティの「トライデント」、そして「SINCE 1914」という文字が刻印され、その歴史とブランドを強調していますが、この部分を活用する例はけっこうレアケースかもしれませんね。

グラントゥーリズモはベースモデルでもセクシーだった

そしてこちらはベースモデルのモデナのインテリアで、ブラックを基調にレッドステッチとカーボンファイバーというスポーティーな仕様を持っています。

前者共通で12.2インチのデジタルメーター、12.3インチのインフォテインメント用タッチスクリーン、センターコンソールの8.8インチタッチスクリーン、”アナログ文字盤のデジタル時計”、ヘッドアップディスプレイなど、グランツーリズモはデジタルギミックに満ち溢れていることがわかり、つまり従来型グラントゥーリズモとは大きく隔たりがあるものの、そのセクシーさはどの世代、そしてどのモデルでも変わらないようですね。

なお、3本スポークのステアリング・ホイールもグレカーレと共通で、スタート・ストップボタンとドライブモード用のマネッティーノスタイルのロータリーダイヤルを内蔵しています。

見てのとおりほぼ物理スイッチはなく、マセラティがエアコンコントロールに物理的なボタンを設けないことに不満を持つ人もいるかもしれませんが（現在、エアコンやオーディオのボリュームに関しては物理ボタンを復活させる向きが多い）、同社はタッチセンサー式パネルを「市場で最もシンプルで高速なデジタルエアコンコントロール」と呼んでおり、このあたりは実車にて確かめてみたいところですね。

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参照：Maserati（Instagram）