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タイにて5代目となる新型シティ発表!なお価格は現地平均年収に対して1.5倍の高級車

2019/11/27

| 日本では「グレイス」「フィット・アリア」として販売されていたことも |

さて、ホンダが以前に予告した新型「シティ」をタイにて発表。
日本におけるシティは1981年に発表され、二代目にモデルチェンジして1993年まで販売されていますが、その後日本市場において「シティ」が販売されることはなく、現在は「海外専売」。
ただし海の向こうではそれなりの人気があるようで、今回のシティで「通算5代目」となるほどの長寿モデルに成長しています。

そしてタイにおけるシティは、ホンダにおける非常に重要なモデルでもあるようで、市場シェアはどんどん高くなり、累計販売台数は400万台に(マツダ・ロードスターが発売されてからこれまでに100万台を達成したところだと言えば、その凄さがわかると思う)。

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ホンダは新型シティにかなりの力を入れている

そんなワケで東南アジアにおけるシティは「ホンダにとって非常に重要」なモデルでもあり、言うなればフォルクスワーゲンにとっての「ゴルフ」のようなクルマ。
そのためモデルチェンジにおいてもライバルを圧倒できるだけの装備が与えられているようですが、ここでその内容を見てみましょう。

2020-Honda-City-Thailand-spec-1

まず、新型シティのラインアップは「セダンのみ」。
タイでのシティはずっとセダンボディのみが販売されていて、新型シティもその伝統に倣ったということになりますね。
ちなみにセダンボディのシティは日本だと「フィット・アリア」「グレイス」として販売されていたこともあり、そのため新型シティについても名を変えて日本へと導入される可能性がないとは言えなさそう。

2020-Honda-City-Thailand-spec-3

今回のシティについて、ひとつの大きなトピックは「RS」グレードがはじめて投入されたこと。
よりアグレッシブなフロントバンパーにグロスブラックのアクセント、トランクスポイラーが装着されるそうですが、「スポーツセダン大好き」なタイではけっこう人気が出そうです(画像はなく、しかしプロモーション動画にて確認できる)。

新型シティのプラットフォームは新型フィットと同じものが採用されており、デザインもインサイトや新型アコードのように「最新」へ。
フロントだとヘッドライトとグリルが一体化した「ホンダ顔」となっています。

2020-Honda-City-Thailand-spec-2

面白いのは「リア」で、テールランプには3D形状が与えられ(ホンダではめずらしい)、BMW8シリーズを思わせるデザインを持っています。
なお、前後灯火類は「フルLED」。

新型シティに搭載されるエンジンは1リッター3気筒VTEC、出力は122PS。
トランスミッションはCVTのみですが、パドルシフトが装着されて気分を盛り上げてくれます。

新型シティのインテリアはこうなっている

そしてこちらは新型シティのインテリア。
インフォテイメントシステムが強化され、8インチサイズのアドバンスド・タッチディスプレイ・オーディオを持ち、アップル・カープレイ、Siriによるボイスコントロールに対応しています。

2020-Honda-City-Thailand-spec-6

新型シティの価格は579,500バーツで、邦貨換算だと208万円ほど。
ちなみにタイの平均年収は138万円だという統計があり、それを考えるとかなり高いクルマということになりそうですね。

VIA: Honda Thailand

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