| バーチャルにとどまらず、どこかのショップがリアルで作りそうだ |
さて、現在自動車業界ではちょっとした流行でもある「スピードスター」。
今回はデザイナーであるKasimTibekov氏がマツダ・ミアータ・スピードスターを公開しています。
これは初代NAロードスターをベースに作成されたレンダリングですが、ロードスターは海外では市場によって「MX-5」「MX-5ミアータ」と呼ばれており、今回のレンダリングは海外だと「MX-5もしくはMX-5ミアータのスピードスター版」ということで名称的にしっくり来るものの、日本市場だとMX-5/MX-5ミアータは「ロードスター」を名乗っているので、これに則れば「ロードスターのスピードスター版」というよくわからない名称に。
「スピードスター」はこんなクルマ
なお、オープンモデルであっても「カブリオレ」「コンバーチブル」「ロードスター」「スパイダー」「バルケッタ」「スピードスター」といった様々な呼称があり、一般的に「カブリオレとコンバーチブル」は基本的に同じで、これらは”オープンにすることができる”クルマを指す、と言われます。
「ロードスター」「スパイダー」もほぼ同列に語られる事が多く、これらは”オープンにすることができる”というよりは、オープン状態が基本であり、簡素なルーフを持っていて”屋根を閉じることができる”という趣旨のクルマだと言われていますね。
そして「バルケッタ」「スピードスター」あたりだと、これはもう屋根すら持たない簡素なオープンカーを指すことが多く、運動性能向上のため、重量物であるルーフやウインドウを取り払ってしまったというたぐいのクルマ。
そして今回の「マツダ・ミアータ・スピードスター」もまたパフォーマンスのために様々なものを取り払った潔いクルマであり、サイドウインドウはもちろん、フロントウインドウすら持たない仕様となっています。
マツダ・ミアータ・スピードスターには”ロードカー”も
そしてこちらはレーシングバージョンではなくロードカーバージョンのミアータ・スピードスター。
カラーリング以外はレーシングバージョンと大きな差はないように見え、ボディはノーマルのロードスターに比べて「ワイド」。
前後フェンダーの峰が盛り上がり、よりグラマラスかつ優美なボディラインを持っています。
やはりフロントウインドウはなく、申し訳程度にスクリーンが装着され、車体後部にはスピードスターカバー。
正面から見ると、NAロードスターの雰囲気を色濃く残しているようですね。
それはリヤも同様で、テールランプが今風にアレンジされるものの、やっぱりNAロードスター。
大きな直径を持つテールパイプ(左右二本出し)、リアディフューザーも新しく追加されています。
なお、マツダ・ロードスターは初代のNAからNB、NC、NDへと代を重ねていますが、リアルにせよ、バーチャルにせよ、カスタムベースに使用されたり、なにかのモチーフにされるのは「NA」が圧倒的に多いように思います。
それだけNAロードスターが世に与えたインパクトが強く、また愛されているということなのでしょうね。
VIA:Behance