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トヨタが東京MSで公開の隠し玉。ステルス戦闘機風のハイブリッドコンセプト、「GR HV SPORTS」

2017/10/06

トヨタが世界初公開の隠し玉を公開。86のハイブリッド版?

トヨタが東京モーターショーにて公開する「隠し玉」を披露。
これは世界初公開となる「GR HV SPORTS concept」となりますが、GR HV SPORTS conceptは外観だと「エアロトップ」、機能面ではル・マンレーサー「TS050」譲りの”THS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)”を持つことが特徴。
ボディカラーはマットブラックで、ステルス戦闘機然とした外観を持っています。

コイツがGR HV SPORTS conceptだ

ボディサイズは全長4395、全幅1805、全高1280ミリ、乗車定員は2名。
なお86は4240/1775/1320で、これに非常に近いサイズ。もしかすると86の車体を流用しているのかもしれませんね。

リアフェンダーの盛り上がりはやはり86をイメージさせる部分。

こちらが「エアロトップ」。
スープラにも用意されたもので、トヨタスポーツ800も採用されていた、トヨタのスポーツカー「伝統」のボディ形状と言えます(要はタルガトップ)。

トヨタによると、GR HV SPORTS conceptのヘッドライトはTS050ハイブリッドをイメージした、とのこと。
「GR」は先日トヨタが立ち上げたスポーツカーブランドですが、これまでもTS050等を通じてレース活動を行っており、「GR」のプロモーション、レースイメージの浸透を狙って(しかもハイブリッドという共通性もある)TS050との共通性を持たせたのかもしれません。

リヤディフューザーも同様で、トヨタいわく「モータースポーツとのつながりを感じさせるデザイン」としています。
スペックは不明ですが、「ハイブリッドバッテリーを車体中央に配置」とのこと。
駆動方式、エンジン出力、モーター出力などは現時点では謎となっています。

インテリアも86譲り。スターターボタンはシフトノブ内蔵

なおスターターボタンはシフトノブ内蔵。
メルセデス・ベンツSLRマクラーレンと同様の構造ですね。
なおトランスミッションは「オートマチック」ですが、シフトパターンは「Hパターン」とのこと。
おそらくは「M」を選ぶと「マニュアルモード」となり、この場合はマニュアル車同様にシフトノブを操作することになると思われます。

ギアポジションセレクター(P/R/N/D/Mボタン)はセンタークラスターに内蔵。

トヨタTS050はこんな車だ

2016/2017シーズンをポルシェと争ったLMP-1Hクラスのレーシングカーで、車体はカーボンファイバー製。
トランスミッションはシーケンシャル6速、エンジンはツインターボV6/2400ccで500馬力を発生し、これに前後1個づつの2モーターを組み合わせてシステム合計1000馬力を発生します。

なおフロントモーターはアイシンAW、リヤモーターはデンソー製。
車体サイズは全長4650ミリ、全幅1900ミリ、全高1050ミリ(意外と小さい)。

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