
| おそらくGRスープラ GT4 50エディションは「コレクターズアイテム」として購入されることになりそうだ |
GRスープラGT4は実戦投入以降、意外といい成績を収めていた
さて、トヨタはGRスープラを発売した後、ほどなくして競技用ベースのレーシングカー「GRスープラGT4」をリリースしていますが、今回このGRスープラGT4の販売台数が50台に達したとして、特別な装備を追加した「トヨタGRスープラGT4 50エディション」を6台のみ限定にて発売することに。
このトヨタGRスープラGT4 50エディションのボディカラーはレッド、そしてそこへゴールドのカラーリングが入るほか、インテリアでは専用の刺繍が施されたシートが用意され、助手席も「標準装備」されることになったと紹介されています。
輸送用のカーカバーも標準装備されているといいますが、購入者の多く(もしくはすべて)はこのクルマを競技に投入することはなく、コレクションとして所蔵することになりそうです。

-
-
え?2116万円のスープラ?トヨタが出力430馬力、280kg軽量化されたレーシングカー「GRスープラGT4」を発表!
| まずは欧州にて先行発売、日本では2020年10月から購入可能 | トヨタが「GRスープラGT4」の市販スペックと価格を公開。GRスープラGT4の発売自体はすでにアナウンスされていたものの、今回はそ ...
続きを見る
トヨタGRスープラGT4 50エディションのインテリアも特別仕様
そしてこのトヨタGRスープラGT4 50エディションの内装も特別仕様となり、ダッシュボードにはシリアルプレートが装着されて特別感を高めます。

インテリア全体はこういった感じで、「あらゆる部分が」カーボンファイバー仕上げとなっていて、いかにもレーシングカーといった雰囲気ですね。
競技に不要なものは取り外され、逆に安全性確保のためのロールケージが追加されています。

トヨタGRスープラGT4はこんなクルマ
トヨタGRスープラGT4は上述の通り純然たるレーシングカーであり、カスタマーチームに販売され、FIAの定めるGT4規定に従いポルシェ・ケイマンGT4、アウディR LMS GT4などとサーキット上にて戦いを繰り広げることになりますが、改造できる範囲はGT3など上位カテゴリに比較して「広くはなく」、まだ市販車の雰囲気を色濃く残していることも特徴。

基本的にボディ形状は市販のロードゴーイングモデルと共通で、そこへチンスポイラーやリアウイングなどのエアロパーツを付与しています。
そのほか安全や軽量化を考慮して一部の仕様やパーツが変更されるものの、ボディパネルは「スチールのまま」とされるなど、やはりロードカーとの共通点が高いようですね。

搭載されるエンジンも3リッター直6ツインターボと変わりはなく、しかし出力は424馬力(ロードカーは387馬力)、駆動輪は後輪のみ。

なお、このGRスープラGT4は実践投入以後250戦以上に参戦しているといい、36回のクラス優勝と78回の表彰台を獲得するなど好成績を収めていて、トヨタは今後もGRスープラGT4の開発・生産を継続し、オーナーへのサポートも続けていく、としています(モータースポーツに参戦するオーナーのバックアップ、というのはGazoo Racingにおける重要な使命のひとつでもある)。

あわせて読みたい、GRスープラ関連投稿
-
-
GRスープラにいよいよ6速MT(マニュアル)が追加との報道!オートサロンでの豊田章男社長「Zには負けませんから」発言もこれを裏付ける?
| 車体やエンジンを共有するBMW Z4にはMT搭載車が存在し、技術的なハードルは高くない | やはりトヨタは新型フェアレディZを強く意識か さて、長らくウワサされ、そして待ち望まされた「GRスープラ ...
続きを見る
参照:Motor1