
| さすがはポール・ニューマン、やっぱりノーマルのままではクルマに乗れない人だった |
ポール・ニューマン所有時の登録証(コピー)も付属し、かなりの価値を誇るものと思われる
さて、ポール・ニューマンが所有していたというボルボ740ターボが競売に登場。
ただしこれは単なるボルボ740ターボではなく(ポール・ニューマンが乗っていただけあって)エンジンはじめパワートレーンなどに改造が施されており、非常に特別な一台となっています。
まず、このボルボ740ターボは1988年に製造され、工場出荷時には2.3リッターエンジンが搭載されて163馬力を発生するという仕様を持っています。

ただしポール・ニューマンはエンジンをスワップ
しかしながら、新車でこのクルマを購入したポール・ニューマンはそれに飽き足らず、ビュイックGNXに搭載されていた3.8リッターV6ターボエンジンへとスワップし、これによって出力はおよそ倍の320馬力へ。

さらにはポンティアック・ファイアーバードからボルグワーナー製5速マニュアル・トランスミッションを移植するなど、けっこう大規模な改装がほどこされています。
加えてエンジンルーム内にはバッテリーキルスイッチが設置され、エンジンチューニングチップ、電動ラジエーター冷却ファン、大型オイルクーラー、特注エキゾーストシステムの追加や交換といったチューニングがなされることに。※かなりバランスの良いチューンが施されているようだ

これにあわせてサスペンションも変更されることとなりますが、ビルシュタイン製のショックアブソーバー、IPD製ローダウンスプリングとスタビライザーバーがが装着されて車高は約5センチ下がっています。
LSDも装着されているというので、ポール・ニューマンはこのクルマでけっこう走り込んでいたのかもしれませんね。

ホイールはボルボ純正の5本スポーク、巻かれるタイヤはBFグッドリッチ製 G-Force Comp-2 オールシーズン。

なお、ボディにはエアロパーツ(フロントスポイラー、サイドステップ、リアバンパーカバー)が取り付けられている、とのこと。
そのほか電動サンルーフ、フォグランプ、スモークガラスを装備しており、ヘッドライト、テールライト、ウインカー、ワイパー、テールゲートストラットは(2017年にこの車両を入手した)現在のオーナーによって交換されている、と紹介されています(バッテリー、プライマリー・クラッチ・シリンダー、燃料ポンプ、燃料インジェクターも交換されている)。

ポール・ニューマンが乗っていたボルボ740ターボのインテリアはこんな感じ
そしてこちらはこのボルボ740ターボのインテリア。
グローブボックス内にはHKS製ターボタイマー(最近はターボタイマーという言葉を聞かなくなったな・・・)が装着されている、とのこと。

ステアリングコラム上部にはScanMaster診断ツールに・・・。

Aピラーにはブースト計という走り屋っぽい仕様。

シートなどにはヘタリが見られますが、それもそのはずで、このボルボ740ターボはすでに76,000マイルを走破済み。
ただ、エンジンやドライブトレーンを入れ替えてもこの距離を(おそらく)問題なく走っているということになり、なかなかに信頼性の高い改造車ということになりそうですね。

出品に際しては、ポール・ニューマン名義のコネチカットタイトル(おそらくは登録証だと思われる)のコピー、ボルボ発行の取扱説明書、サービス記録(一部)、無事故証明書も添えられており、各部に傷みは見られるものの、ファンにはたまらない一台だと言えるかもしれません。
