ウルスはアヴェンタドールやウラカンにはできないことができる、「新しいランボルギーニ」
さて、ランボルギーニ神戸さんにて開催されたウルスの試乗イベント「URUS DRIVE EXPERIENCE with GT Driver」へ。
その名称の通り、通常の試乗ではなく、現役GTドライバーの横溝直輝選手、安岡秀徒選手を招き、その運転にてウルスの真価を体験できるという豪華な内容となっています(試乗コースの往路はGTドライバーによる運転で、復路は自身による運転)。
ウルスの試乗は今回二回目ですが、GTドライバーの運転によって、これまでとはまた違う一面を見ることができ、楽しい試乗となりました。
横溝直輝選手、安岡秀徒選手はこういったGTドライバー
横溝直輝選手は日産GT-R GT3、ポルシェ911やフェラーリ458GT3、ランボルギーニ・ウラカンGTE、ホンダNSX GT3等ををレースで駆り、これまでにはブランパンシリーズ、GTマスターズにて日本人初優勝、という輝かしい記録を残しています(オフィシャルサイトはこちら)。
安岡秀徒選手はアウディR8LMSやメルセデスAMG GT3、アストンマーティン・V12ヴァンテージGT3、ポルシェ911GT3Rを操り、2011年のポルシェ・カレラカップ・ジャパンでは11戦全勝という記録を持っています(オフィシャルブログはこちら)。
ふだんはこういったGTドライバーとの交流はもちろんですが、GTドライバーの運転するクルマに乗るという機会、さらにGTドライバーを横に乗せて走る機会はそうそう無く、今回のイベントに呼んでいただいたランボルギーニ神戸さんには大変感謝。
GTドライバーの運転を真横で見ることができるという貴重な体験のほか、様々な話を伺うこともできましたが、「クルマはこういったふうに走らせるといいのか」「クルマとはこういった動きもできるのか」ということを実体験として得ることができ、今後の自分の運転にも変化が現れそうです。
ランボルギーニ・ウルスはこんなクルマだ
ランボルギーニ・ウルスを試乗した印象については別の記事にまとめていますが、とにかく「凄いなこれ」としかいいようがないクルマ。
ウルスのプラットフォームはポルシェ・カイエンやアウディQ7、ベントレー・ベンテイガと共通するもので(これらブランドはすべて同じくフォルクスワーゲングループに属する)、しかしウルスの乗り味はこれらのいずれとも異なっていて、ひとことで言えば「新しいランボルギーニの可能性を開いたクルマ」。
そしてぼくがウルス最大の特徴として挙げたいのは「フラットライド」。
SUVだと重心の高さに起因し、車線変更やコーナリング時、ブレーキング時に必ず姿勢の変化が生じることになりますが、ウルスはそれが「最小」。
どのくらいのレベルかというと「ウラカンからウルスに乗り換えても違和感がないレベル」で、ランボルギーニがウルスを使用したワンメイクレースを開催すると宣言したことも納得ができるほどの「スーパースポーツ」という印象です。※サーキット次第ではウラカンよりも速いタイムを出せるらしい
ウラカンとの相違を挙げるならば「シフトショック」「エンジンのフレキシビリティ」だと考えていて、たとえば「シフトショック」については「ほぼ感じられない」レベル。
ウラカンはデュアルクラッチ(7速)、ウルスはトルコン式AT(8速)という差があり、たとえばウラカンは低速域だとギクシャクすることがあり(とくに1-2-3速)、街中を低速で走るにはときにはちょっと気を使ったりしますが(交差点では顕著)、ウルスの場合そういった心配は全く無用。
エンジンのフレキシビリティについてもさすがウルスは「ターボエンジン」だけあってトルクはモリモリ。
どの回転数、どの速度域からでも踏めばガツンと加速するために非常に乗りやすいクルマです。
さらに細かいところにもよく注意が払われていて、Aピラーも細いために視界もよく、ドアミラーを通じての後方確認も非常に容易。
全長は5メートルを超えるもののリアホイールステアリングによって取り回しにも苦労せず、ちょっと走ればすぐに車両感覚も掴めます。
一方でドライブモードを「SPORT」「CORSA」にまで上げてゆくとその性格は一変して足回りは固くなり、そのサウンドも勇猛に。
このあたりの「変化幅」はウラカンよりも大きく、「乗り心地の良い高級SUVからスーパースポーツまで」幅広い性格を持つのがウルスだということになりますね。
さらにはアウディ譲りのインフォテイメントシステムや安全装備、ドライバー・アシストも充実していて、「アヴェンタドールやウラカンにはできないことができる」という”新しいランボルギーニ”がこのウルス。
なお、ぼくは「スポーツカーとSUV」にしかほぼ興味が無く、気になるクルマはほぼ試乗していますが、現在ウルスは「SUVの中では評価ランキングナンバーワン」。
なおナンバー2はアルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ、ナンバー3はマセラティ・レヴァンテ、4位はレンジローバー・ヴェラール、5位にはジャガーF-PACEという順位となっています。
ランボルギーニ・ウルスにはこういったオプションパーツがある
ランボルギーニ・ウルスはアヴェンタドールやウラカンに比較すると用途が「多岐にわたり」そのためにオプションも多数。
アヴェンタドールやウラカンにも設定されていない「アクラポビッチ製エキゾーストシステム」が用意されたのには驚かされますが、そのほか「サイドステップ(ランディングボード)」などオフローダーならではのオプションも揃います。
そして専用バッグやラバー製のフロア/カーゴマットも。
こちらはブランケット。
そしてドッグハーネスも!
今回ウルスの試乗イベントに招待してくれたのはランボルギーニ神戸さん
ランボルギーニ神戸さんはランボルギーニ大阪と同じ系列にある正規ディーラー。
神戸では三宮の旧居留地に拠点を構え、バーニーズ・ニューヨークやルイ・ヴィトンのほど近くに位置するという便利な立地。
いつもイベントに呼んでいただき、あらためてお礼申し上げます。
LAMBORGHINI KOBE 〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町68−2 TEL:078-333-1155 地図はこちら |