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「買ってはいけない」「買って間違いない」腕時計ブランドは?オメガ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ブレゲが”危ない”理由とは

2020/01/16

| 需要と供給とのバランスが”供給”寄りだと買うべきではなく、その逆だと買うべきだ |

さて、ぼくは色々な腕時計を購入したりしますが、「買うべきではない腕時計」「買ってもいい(買うべき)腕時計」について述べてみたいと思います。
ただしこのリストは完全に独断と偏見に満ちたものであり、それぞれに該当するメーカーであっても「限定モデルなどの例外」があることは留意しておいてほしいところ。

買うべきではない腕時計メーカーは

まず「買うべきではない」腕時計ブランドについて、正確に言うと「新品で」買うべきではない腕時計メーカー。

これは「オメガ」「ベル&ロス」「ルイ・ヴィトン」「オメガ」「ブルガリ」「ジャガー・ルクルト」「ヴァシュロン・コンスタンタン」「ブレゲ」がその筆頭で、その理由は「売却価格が下がりすぎるから」。

腕時計の中古市場は「需要と供給」によって形成され、需要が供給を上回れば高くなり、その逆だと下がります。

そして「需要」とはその腕時計を欲しいと思わせるものがあるかないかで、需要が少ない腕時計はつまり「多くの人にとって魅力がない」ということに。

そしてその「魅力」とは資産価値かもしれませんし、はたまたデザインであったり正確さ、機能性、芸術性であるかもしれず、人によってそれらは異なるかもしれませんが、中古相場が低いということはそれらのいずれか、もしくは総合バランスが低いと考えて良さそうです。

腕時計には「グレーマーケット」がある

そして需要と供給を左右する要素として外せないのが「グレーマーケット」。

このグレーマーケットとは、腕時計メーカーが在庫や販売終了モデルを流す市場のことを指し、特定販売店やブローカーに対して大幅に卸価格を下げて販売することにより、正規品そして中古市場がこの影響を受けることになります。

その流れを記すとこんな感じですが、上に挙げたブランドのうちいくつかは「グレーマーケットに流れやすい」ブランドだと言われていますね。

「グレーマーケット」への流通形態はこうなっている

1.中国で腕時計がよく売れる、もしくは中国人が国外で腕時計を買い漁る

2.腕時計メーカーが腕時計を増産する

3.中国人が買わなくなる(行き渡る、もしくは景気の不透明感から買い控える)

4.販売店に在庫がダブつく

5.資金繰りに困る

6.グレーマーケットに腕時計を流す

7.安価で腕時計が流通したり、各国に並行モノとして流れる

8.市場価格が「並行モノ」の価格優先となり、正規腕時計が売れない

9.売却時も並行モノの安さに引きずられて安価に

10.ブランド価値が下がる

買ってもいい(買うべき)高級腕時計メーカーは

そして、ぼくの考える”新品で”「買ってもいい」「買うべき」腕時計メーカーの筆頭は「ロレックス」「パテックフィリップ」「リシャール・ミル」。
これらは絶対にグレーマーケットへと商品を流さないメゾンとして知られます。

これに加えてカルティエ、チューダー、そしてG-SHOCKも買っていいと考えるブランドですが、その理由は「いずれのブランドも中古相場が安定して資産価値が高いから」。

つまり需要と供給のバランスに優れ、腕時計メゾン側が供給をコントロールしているからということになりますが、これには「販売網の整備」や「出荷量の調整」「モデルごとに生産量を絞って中古価格をコントロール」「多品種少量生産化」という戦略も含まれます。

加えてパテックフィリップのように「自社でオークションに参加し、過去のモデルを高値で買い戻す」ことによってブランド価値を上げてゆくブランド、オーデマピゲの用に自ら「中古市場に参入し、中古価格の高値安定化を図る」ブランドも。

なお、ロレックスの場合は「買っていいかどうか」は見方によってちょっと判断が難しく、スポーツモデル(スポロレ)は希望小売価格で購入することが難しく、プレミア価格でしかまず買えないので、この価格で買っていいかどうかということに。

ただ、ロレックスは定期的に希望小売価格を上げて行き、かつプレミア相場もどんどん高くなっているので、長期的に保有するのであれば「プレミア価格でも買い」だと考えています。

これらの高級腕時計ブランドも「買っても問題はない」

そのほか、「覚悟さえ決めれば買っておいていい」と考えるのは「ウブロ」「パネライ」「ブウライトリング」「タグ・ホイヤー」「IWC」。

これらは新品で購入し、売ろうと思うとそれなりに価格は下るものの、「一定以上は下がらない」、つまり「一定の価格まで下がれば欲しいと考えている人々がたくさんいて、その価格以下には下がりにくい」ブランド。

つまり希望小売価格と、人々が「買ってもいい」と考える価格との乖離があるということになりますが、その乖離が詰まれば市場のバランスが取れるので、「ある程度(20−30%くらい)下がってもいい」と腹をくくることができれば”買い”だと考えているわけですね。

ただ、買う前に売ることを考えてしまうのはちょっとどうかとは思うものの、お金が無限にあるわけではないので、買い替えのために「売る」ことを考える必要があるのは致し方のないところ。

しかしながら、やはり「好きで買った」腕時計は売りたくないものですし、売ることを気にせず好きな腕時計を買える身分になりたいものですね。

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