![ちょっと欲しいなコレ・・・。オメガがスピードマスターの新作「スピードマスター パイロット」を投入。レトロなデザインに「航空機モチーフ」のディティールが魅力](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2025/02/Omega-Speedmaster.png)
Image:OMEGA
| オメガの腕時計は「普通のケース」を持ちつつも、文字盤の中に様々なデザインや加工、手法が盛り込まれている |
現時点では非常にコストパフォーマンスが高いブランドだと考えていいだろう
さて、シーマスター ダイバー300Mにオシャレな新作を追加したばかりのオメガですが、さらにスピードマスターにも新作として「スピードマスター パイロット(Ref.332.10.41.51.01.002、1,463,000円)」を追加。
これは(限定モデルではない)通常ラインアップとはなるものの、1957年に発売されたオリジナルモデル、そして6回の月面着陸に帯同したというスピードマスターの歴史を反映させた「歴史的価値が高い」一本です。
オメガ新作、スピードマスター パイロットはこんな腕時計
このスピードマスター パイロットのケース/ブレスレットはステンレススティール製、ケースサイズは40.85ミリですが、いずれもブラシ仕上げとなって「レトロ」な雰囲気。
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それに合わせるかのようにダイヤルもまたマット仕上げのブラック、そしてロジウムカラーのリングにグリーンがかったホワイトのスーパールミノヴァインデックス(表面張力によって盛り上がったものではなく、ブロック状で明確なエッジがある)、そしてオレンジのドットがコントラストを成しています。
そしてこのスピードマスター パイロットは特徴的なサブダイヤルを持っており、いずれも「コクピットの計器からインスピレーションを得たもの」。
ちょっとわかりにくいのですが、サブダイヤルの傾斜面は円状のブラシ仕上げ、センターはオパリン仕上げを持つために「立体的」に見え、3時位置のサブダイヤルにはオレンジの針にホワイトのスケールと文字、右上には「燃料計」を模したスケールも(60分と12時間の積算計)。
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9時位置の方だと「照準インジケーターと水平計」を模したスモールセコンドが配置され、視覚上のアクセントとしても機能しています。
針の形状もやはり「レトロ」で、自身と分針はホームベース型、クロノグラフ針の先端は航空機のシルエットを模したもの(いずれもベースはマットブラック)で、スモールセコンドに用いられる針は「トライアングル」。
細部を見るに、単にカラーのみではなく「光沢」「質感」といったコントラストも表現されており、なかなかに魅力的な一本ではないかと考えています。
なお、装着されるブレスレットはオメガが特許を取得した「フラットリンク」、搭載されるムーブメントは コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー9900。
Image:OMEGA
ケースバックは非常にシンプルですが、それがまた「スピードマスターのルーツ」を感じさせるのでは、と捉えています。
なお、交換用のNATOストラップと交換用ツールが収められたポーチに収められての納品となるようですね。
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ちなみにですが、オメガの腕時計につき、ケースやブレスレットは「けっこう普通」なデザインを持っていて、つまり「ケースとブレスレットを一体と捉えてデザインする」最新の腕時計に比較して保守的だとも捉えており、しかし「文字盤」を見てみると、このスピードマスターパイロット、そしてダーク サイド オブ ザ ムーン(アポロ8号)のように「質感」「光沢」「カラー」など様々な要素をもってコントラストを演出するための手法が「満載」です。
この意味においてオメガの腕時計は他の腕時計ブランドとは一線を画しており、「単に価格を上げるだけ」の競合が多い中、「内容が伴った値上げ」がなされるとともに、その値上げ幅も大きくはなく、よって相対的にコストパフォーマンスが高くなっている、とも認識しています。
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