ポルシェ917Kは「世界で最も有名なレーシングカー」の一台ですが、その917の中でも「最もレアな」個体がオークションに登場。
どう「レア」かというと、1971年のスティーブ・マックイーン主演による映画「栄光のル・マン」で実際に使用された個体で、実際のル・マンのテストセッションにおいても当時のファステスト・ラップを叩き出した個体。
その後もポルシェは何度かこれをテストに使用し、ポルシェのテストドライバー、ジョー・シファート氏に売却。
同士はその後「栄光のル・マン」撮影のため、この車両をスティーブ・マックイーン率いるソーラー・プロダクションへ貸し出し、実際に撮影に使用された、とのこと。
数年後にジョー・シーファート氏はパリのコレクターにこの車両を売却し、その後はずっと存在すら忘れられていたものの、2001年にオリジナルコンディションのまま発見(その経緯は不明)。
さらにそこからレストアを経て今回オークションに出品されることに、というのが成り行きのようですが、その価値は計り知れず、いったいいくらの値がつくのかは不明。
なお動画ではポルシェ917Kの細部を確認可能。
フロントのエンブレムは軽量化のために「ステッカー」で、これは現在でも市販モデルの911GT3系に受け継がれる伝統ですね。
エンジンを始動する様子も。
やはり軽量化のためか、どのパーツも極限まで「薄く」作られているのがわかります。
FRPパーツは「透けて」見えるほどの薄さとなり、同じくドアなどもかなり「薄く」なっています。
実際に走行する姿も。
この映像だけでも貴重なのではと思えるほど。
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