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米調査会社による「信頼性の低い車」ワースト10。9/10がアメ車、6/10がフィアット・クライスラーグループ

2017/08/29

調査会社、JDパワーが「自動車の信頼性」に関わる調査結果を発表。
主にパワートレーンに関わるもので、35,000台ものサンプルを調査した結果となっており、ある程度現実を反映しているものと考えてよさそうです。
基本的に「アメリカでの調査」なので日本では販売されていない車種も含まれますが、ここでその内容を見てみましょう(順位は悪い順、つまり”ワースト”順)。

ちなみに10台のうち6台が「フィアット・クライスラー」つまりFCAの車で、そのうち3台はすでに生産が終了となっています。
ダッジやクライスラーについては日本市場では馴染みが薄く、ダッジは2011年に日本撤退、クライスラーの日本正規販売モデルは「300」のみ。
なお、その「300」は今回のリストには入っておらず、日本市場はもしかすると「売ってもクレームにならさそうなモデルだけ」を選んで輸入しているのかも、と考えたりします。

1位:キャデラックATS
最もコンパクトなキャデラックですが、「最下位」という不名誉な結果に。
別の調査(検証)機関、コンシューマーレポートでは良いスコアを出しているようですね。

2位:クライスラー200
すでに生産終了しているモデルで、これは他の調査でも評価が低く、「廃盤もやむなし」かもしれません。

3位:ダッジ・アヴェンジャー
これも生産はすでに終わっており、上のクライスラー200と共通するパーツが多い、とのこと。

4位:ダッジ・チャレンジャー
SRTやデーモンのイメージが強く、「ハイパフォーマンスクーペ」という印象があるだけにちょっと意外。
ただ、JDパワー、コンシューマーレポートともに低いスコアとなっており、イメージと現実はちょっと異なるのでしょうね。

5位:ダッジ・チャージャー
チャレンジャーの4ドア版となりますが、こちらも700馬力を超えるハイパフォーマンスモデルがラインアップされており、やはり意外な結果に。



6位:ダッジ・ダート
ダッジのコンパクトカーという位置づけですが、セールスが芳しくなく、2016年にカタログドロップ。
FCAはより売れるSUVとトラックに集中と発表しており、200/アヴェンジャーとともに「犠牲」になったモデルなのかもしれません。

7位:フィアット500L
品質面にて他の調査でもあまり良い数字ではなく、「値下がり率」も大きいとしてかわいそうな扱いのフィアット500L。
JD、パワーの調査では「トランスミッションに問題」としています。

8位:フォード・フィエスタ
非常に人気のあるコンパクトカーですが、トライブトレーンの評価が今ひとつ。
反面ボディやインテリアは高い数値となっており、ポテンシャルとしては「いいもの」を持っていそうですね。

9位:フォード・フォーカス

これも「ST」や「RS」などハイパフォーマンスモデルが名を轟かせているために「ワースト」ランキングに入るのはちょっと意外。
ただしフィエスタとは異なり「ボディ」「インテリア」含むほぼすべての項目で評価が低くなっています。

10位:メルセデス・ベンツCLA
「ワースト」ランキングになんとジャーマンスリー、しかもメルセデス・ベンツ登場。
意外なことではありますが、メルセデス・ベンツは「悪い方」のランキングに顔をだすことがしばしばあるようです。
調査項目全般的にスコアが低く、あらゆる分野において「平均以下」とのこと。

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