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新型トヨタ・スープラ追加情報。「ボディ剛性は86の二倍」「重量配分50:50」「HVはたぶん無い」

2018/03/11

| 聞けば聞くほど新型トヨタ・スープラはスゴそうだ |

相変わらず新型トヨタ・スープラについては情報が不透明ですが、ジュネーブ・モーターショーの会場にて、各メディアがなんとか情報を引っ張り出そうとしている模様。
そのターゲットはやはりトヨタのスポーツ車両統括責任部長、多田 哲哉氏となるわけですが、今回はAutoguideがそのインタビューの中でちょっとだけ新情報を獲得(ぼくらはそれら情報をつなぎ合わせて推測するしかない)。※画像はGRスープラ・レーシング・コンセプト

新型スープラにハイブリッドは「ない」?

「新型スープラはシャープなハンドリングを持つ」というのはこれまでと同様ですが、今回多田 哲哉氏が語った内容だと新型スープラはトヨタ86に加えて2倍のボディ剛性と低い重心を併せ持つ、とのこと。
さらに前後重量配分は50:50となっており、レイアウトは「完全な2シーター」で2+2はラインアップされないようですね。
加えてですが、驚きなのは「ハイブリッドモデルは設定されないかもしれない」とのこと。

ボディ剛性について、スープラはもともとオープンモデルとして設計がなされている新型Z4との兄弟車であり、そこへ「固定式ルーフ」を持つために強固なボディ剛性を持つのは想像に難くないところ。
さらに2シーターと割り切ったことでキャビンがコンパクトになり、より構造的にも高いボディ剛性を獲得しやすい、と考えられます。

ハイブリッドについては「かなり早い」段階からその設定が噂されてきただけに心外なところもありますが、エンジンやトランスミッションがBMW製であること、開発についてはほぼBMWに任せたと言われていること、BMW Z4ではハイブリッドシステムを用意しない意向であることを考えると、「モーターやバッテリーを押し込む」だけのスペースはもともと車体に存在せず、それを確保するための改修費用についても「モトが取れない」という判断なのかもしれません。

新型スープラの価格は550万円〜650万円と言われますが、これにハイブリッドシステムを装着するとなると、その価格は「700万円くらい」になる可能性があり、そこまでの価格となると「いったい誰が」買うのか、という話にもなりそうですね。

なお前後重量配分「50:50」について、「問題はこれをどうやって実現させるのか」。
BMWは昔から重量配分50:50を標榜していますが、ぼくは1999年に購入したBMW Z3について、リヤバンパー内側のレインフォースメントに「片側8キロくらい」の錘、つまり合計16キロくらいのバラストを装着しており(正確な数字は忘れた)、「BMWはこんなやりかたで前後重量配分を50:50にしていたのか」と驚いたことがあります(ポルシェにもそういった時代がありましたが)。
ここからぼくの「BMW不信」がはじまったことになりますが(その割に3台もBMWを買ってしまった)、そういった経緯もあって「その実現の方法が問題」だと考えています。

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