CX-3は2015年登場ではあるものの、マツダは早くCX-3をアップデートしたい?
マツダが3月開催のジュネーブ・モーターショーにて、「新型車をワールドプレミア」する、と発表。
現時点でこの新型車の情報はほぼ皆無ですが、先日マツダ3(アクセラ)を発表したこと、CX-5はマイナーチェンジ行なったばかりであること、そしてアテンザ、ロードスター、CX-8もフルモデルチェンジの時期ではないことを考えると、そしてまったくのブランニューモデル投入の可能性もなさそうなことから、今回発表されるのは「CX-3」のフルモデルチェンジ版と考えるのが妥当かもしれません。※画像は「Koeruコンセプト」
マツダCX-3は登場からほぼ4年
なお、CX-3の登場は2015年なので、2019年にフルモデルチェンジというのもやや早いように思いますが、CX-3は2018年にマイナーチェンジを行なっており、今回フルモデルチェンジモデルを発表したのち、実際の発売は「その一年後」の2020年だとモデルライフはちょうど5年、そしてマイナーチェンジから2年という計算に。
ちなみにマツダはモデルライフが比較的長いことでも知られ、たとえばアテンザの現行モデルは2012年登場(2018年にマイナーチェンジ)、アクセラは2013年登場(2017年にマイナーチェンジ)、CX-5は2012年発売(2016年にマイナーチェンジ)。
そのほか現行モデルだとCX-8は2017年発売、ロードスターは2015年発売、デミオは2014年発売となり、年次からするとデミオのフルモデルチェンジ版が今回発売されると思われるものの、デミオは北米や中国では販売されておらず、ジュネーブでこれを発表するというのもちょっと考えにくい、とは思います。
なお、現行CX-3はデミオのプラットフォームをベースとしますが、そのために(海外市場では)後部座席の小ささをたびたび指摘されることに。
よってマツダとしては一つ大きなプラットフォームへと変更することでそういった指摘を回避し、トヨタC-HR、ヒュンダイ・コナに対抗したいと考えている、と報じられます。
なお、これによってプラットフォームは「スカイアクティブⅡ」に進化することになりますが、マツダとしてはCX-3の競争力を早い時点で高めることにより、コンパクトSUVクラスにおけるシェア拡大を目指しているのでしょうね。
さらにマツダは、2019年以降、一つの大陸におけるメジャーモーターショーにおいて、年1台づつニューモデルを発表してゆくと発表。
世界における大陸はユーラシア、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、南極ではありますが、おそらく対象となるのはユーラシア、北アメリカのモーターショーとなりそうです。