合法にてフル加速できる機会はそうそうない
さて、ランボルギーニ大阪/神戸さん開催のツーリングに参加してきましたが、今回はそのレポート「二回目」。
ツーリングの目的地は和歌山県にある「南紀白浜空港」。
ここの旧滑走路を借り切って、公道では試すことが出来ない、ランボルギーニの持つ加速性能を体感しようというのがこのツーリングの主な目的となります。
滑走路にははじめて入った
欧州や米国では比較的小規模の空港が点在し、時折そういった空港にて「ゼロヨンイベント」を行っていますが、日本ではそういったイベントは非常に珍しく、もちろんぼく自身が空港滑走路内に入ったのは「はじめて」。
画像の前列左から二番目がぼくのウラカン(アヴェンタドールに比べると車高が高いことがわかる。実際に31ミリも高い)。
もちろん滑走路なのでもちろんだだっ広く、かつ航空機の発着に利用するためか通常のアスファルトとは舗装が異なるようで、かなり「ザラついて」いますが、これはグリップを確保するためだと思われます(着陸した航空機の車輪が滑らないよう?)。
ランボルギーニ各モデルの加速はこうなっている
そこでランボルギーニ各モデルの加速を見てみましょう。
こちらはウラカンの後輪駆動モデル「RWD」とアヴェンタドールSV。
今回は27台がゼロヨンを走っていますが、中間加速に優れるウラカンRWDがけっこう上位に入っていたのが印象的。
こちらはなんとアヴェンタドールSVJ(この目でSVJのフル加速を見ることができるとは)とアヴェンタドールS。
アヴェンタドールSVJの加速は強烈そのもので、まさに「あっという間」に走り去っています。
ウラカン・ペルフォルマンテ3連発。
ウラカン・ペルフォルマンテも相当に速く、そのサウンドもまた強烈です。
ウラカン・ペルフォルマンテ、アヴェンタドールSVの「ハードコアモデル対決」。
ウラカン(V10)のほうが甲高いサウンドを奏でるように思われ、反面アヴェンタドール(V12)は地鳴りのような轟音を轟かせます。
こうやって聴き比べると、けっこうな差異があるのが面白いところです。
こちらはアヴェンタドールS、アヴェンタドールSロードスター。
どの車両もそうですが、まったくホイールスピンしないのは特筆すべき点であり、それだけトラクションコントロールが優秀であるということですね(後輪駆動のウラカンRWDでも安定している)。
そしてウルスのフル加速。
出だしこそはウラカン、アヴェンタドールよりも劣るものの、そこからはターボパワーにて怒涛の加速を見せています。
実際に自分の目で見てみると、同じクルマであっても「今のはかなり速かったな」といった感じでその差異がわかるのが面白いところで、非常に興味深い体験でした(手の届くような距離でランボルギーニがフル加速する様子はなかなか見ることが出来ない)。
今回もっとも速かったのはアヴェンタドールSで、そのタイムは11秒30くらい。
しかし「ガチンコ勝負」ではないためローンチコントロールを使用せずにこのタイムなので、まさに「恐るべしアヴェンタドール」。※タイム自体は手計測
ちなみにぼくはビビって途中でアクセルを抜いてしまい、タイムは計測不能。
よくよく考えると、「11-12秒間もランボルギーニをフルアクセル状態で加速」という状況はそうそうあるものではなく、スーパーカーでゼロヨンを走る(アクセルを踏み続ける)のも相当に根性がいるな(想像するほど容易ではなかった)、と感じた次第。
なお滑走路は上述の通りグリップが良く、スタートにはかなり有利な環境ではありますが、そのぶん「浮いてる」感じがしてダウンフォース不足も感じられ(だからこそウラカンEVOはウラカンの7倍程度のダウンフォースを発生するのかも)、かつ「滑走路がちょっと下っている」ところがあり、「アカン!マジで飛ぶ!」と思ったのもビビってしまった要因であります。
ポルシェ718ケイマン(300)馬力だと自分が期待する速度よりもクルマが遅く、よって操作も容易ではあるものの、さすがにウラカン(610馬力)になるともう操作が追いつかず、いかに(操作が指先だけでできる)パドルシフトといえども簡単にレブリミットに当ててしまうことになり、いかに現代のスーパーカーが人間の感覚を凌駕しつつあるのかがわかる体験でしたが、何度かゼロヨンを走ると、この「610馬力」にも慣れてしまうのかもしれませんね。
ほかの画像はFacebookのアルバム「ランボルギーニ白浜ツーリング」へ保存しています。