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まさかの+94馬力!ホンダ・シビック・タイプRがホンダ自身によって「オンロード」「オフロード」向けにカスタムされる(ただしワンオフ)

2019/05/24

| 限定販売したら相当に人気が出そうだ(とくにオフロード) |

ホンダUKが年例行事「SMMT テスト・デイ」へ2台のホンダ・シビック・タイプRを持ち込み。
これらはそれぞれ「ワンオフ」となり、一台は+94馬力を誇るロードバージョン、もう一台はラリーレイドにインスピレーションを得た、10センチのリフトアップやオーバーフェンダー装着等の手が入ったオフロード仕様(両方とも合法に公道を走行できる)。

ホンダが専門チームにカスタムを依頼

ロードバージョンのシビック・タイプR「改」を制作したのは、シビック・タイプRにてBTCC(ブリティッシュ・ツーリングカー選手権)する”チーム・ダイナミクス”。
もちろんレースのノウハウを活かせることになり、「チューンはお手の物」とも言えそうですね。

エンジンは2リッター4気筒ターボをそのまま採用するものの、燃調、インテーク、インタークーラー、エキゾーストシステムの変更によって出力は450PSへ。
多くのパーツは「ワンオフ」で製作されているようです。

そのほかアイバッハ製のサスペンション、調整式スタビライザーバー、リアキャンバーアーム、ステンメッシュ製ブレーキホース、ハイグリップタイヤ、軽量19インチホイールを装備。

マフラーエンドは特徴的な「3連」を維持していますが、その口径は大きくなり、「サウンド」を担当する真ん中のパイプの内側には赤いパーツも見えます(この役割は不明)。

なお、この個体は一瞬「先日、ニュルブルクリンクを走行していた謎のシビック・タイプRか」と思ったものの、細部が異なり、この「謎シビック・タイプR」はまた別の目的を持つクルマのようですね。

時代は「スポーツカー×ラリーカー」?

ラリーカーバージョンのシビック・タイプRを制作したのはラルフ・ホージャー・エンジニアリング。

10センチリフトアップの上にラリー用の高い強度を持つホイール、255/55サイズのBFグッドリッチ製タイヤを装着していますが、これによって大きく雰囲気が変わることに。

ワイドトレッド化に伴って前後サスペンションは作り直されているそうですが、
このフロントバンパーや前後ワイドフェンダーは大迫力。

フロントフードには放熱のためのダクトも追加されていますね(グリルにはLEDライトバーもインストールされている)。

なお、「スポーツカー×ラリーカー」といえば、ポルシェも「ケイマンGT4」にラリー仕様を設定し(競技専用ですが)、ジャガーもF-Typeでスポット参戦したことが。

この「スポーツカー×ラリー」はここ1~2年で顕著になってきた傾向でもあり、もしかすると公道走行可能なモデルが発売されて盛り上がったりするんじゃないか、と思うことも(いやそれはないか・・・)。

そして残念なことに、今回の「2台のワンオフ」シビック・タイプRはデモンストレーションのために製作されたもので、市販の予定はないようですね。

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