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新型BMW M5/M5コンペティション正式発表!内外装に小変更、新色追加。しかし出力アップはなく、もうこのあたりが「限界」なのか

| 技術的には可能でも、環境規制によってこれ以上のパワーアップは難しそうだ |

つい先日オフィシャルフォトがリークされた新型BMW M5ですが、今回は正式にBMWがその姿とスペックを公開。

外観だと、リークされたそのままにヘッドライトやグリル、フロントバンパー、テールランプ、ホイールデザインが変更され(M8と同じホイール)、加えてボディカラーが5色(ブランズハッチグレー、モテギレッドメタリックなどサーキットの名を冠したカラー)新設定されることに。

内装の変更もさほど大きくはなく、主には12.3インチのインフォテイメントディスプレイが装備され、Android Autoとクラウドベースのカーナビゲーションへとアップデートされたくらい。

新型BMW M5 / M5コンペティションのエンジン出力に変更なし

エンジンは4.4リッターV8ツインターボを継続して搭載し、出力は600馬力(M5コンペティションは625馬力)と変更はなく、つまりこれ以上パワーアップすると欧州で採用される環境規制に適合できないところまで来ている、ということなのかもしれません(これ以上の出力向上を望めば、自ずとエレクトリック化以外の道はなくなる)。

なお、ここから先の「次世代」M5はエレクトリック化されると言われますが、今後パフォーマンスカーを作ろうとなると、もう”それ以外の選択肢はない”のでしょうね。

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トランスミッションは8速AT、駆動方式は後輪駆動ベースの4WD(これまで通り、後輪駆動モードも選べる)で、ドライブモードは2WD、4WD、4WDスポーツモード。

4WDスポーツを選択した際の0-100km/h加速は3.4秒だとアナウンスされています(M5コンペティションは3.3秒)。

最高速度については250km/hに制限され、しかし「Mドライバーズ・パッケージ」の装着にて305km/hまで引き上げることが可能です。

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そのほか、走りに関する部分の変更は大きくはなく、サスペンションがファインチューンされたことによって快適性が向上し、とくに高速走行時の段差超え時にそれは顕著に感じられる、とのこと。

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外観については、上述のとおりキドニーグリルやヘッドライトが変更されていますが、キドニーグリルは上下左右に「やや」拡大。

新型4シリーズのように縦長にならなかったのは、おそらくラジエターが中心線上に位置していない(左右に振り分けられている)からだと思われます。

なお、フロントバンパー下部のグリルは縮小され、キドニーグリルが相対的に目立つように配慮されたようですね。

キドニーグリル内部はMモデル専用に「ダブルバー」、そしてバンパー下部のダクトには「アダプテッド・エア・ダクト」が採用に。

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リアだとテールランプが3D形状へと変更され、アウターやインナーも新しくなっていますが、その外周やサイズ自体は同一に見えます。

リアバンパーには「若干の」手直しが入り、リアエプロンはブラックへ。

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サイドギル、ドアミラーやウインドウモール等はハイグロスブラック仕上げ。

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ツインテールパイプもブラック。

若干太くなっている(逆に肉厚は薄くなっている)とのこと。

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新型BMW M5のインテリアはこうなっている

こちらが新型BMW M5のインテリア。

ほぼ従来型とは変更がなく、変更された部分といえばセンターの12.3インチディスプレイ(以前は10.25)、シフトレバー左側の「Mモードボタン」くらい。

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そのほかだと、M5コンペティション専用インテリアカラーとして「ブラックとベージュ」が用意された、とのこと。

日本国内価格については現時点で未定、しかし欧州だとM5が129,900ユーロ、M5コンペティションが129,900ユーロに設定されています。

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VIA:BMW

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