テスラがサイバートラックの最新情報をまもなく公開するようだ！もしかすると年内に生産、納車があるかも。株価反発の活性剤としても期待

｜　知らない間にテスラ・サイバートラックの発表から1年4ヶ月も経過してしまった　｜

このところ大きな株価下落に見舞われているテスラですが、CEOであるイーロン・マスク氏が「サイバートラックに関する新しい情報を近いうちにお届け出来そうだ」とツイッターに投稿して話題に。

この内容によると「第二四半期（4月～6月）の早い段階にはなんらかの追加情報を公開できる」とのことなので、最終スペックやプロダクションモデル同様の最終デザインが公表されることになるかもしれませんね。

サイバートラックの生産はテキサスにて

なお、テスラは現在テキサスに工場（ギガファクトリー）を建設中ですが、サイバートラックの生産はこのテキサス工場にて行われ、現在テスラの再優先課題は「サイバートラックの生産開始」であり、そのために急ピッチでテキサス工場の完成を急いでいる模様（今年後半には完成するものと見られている）。

現時点では「サイバートラックの新しい情報」が何なのかは不明ではあるものの、ちょっと前には「少しだけデザインに改良を加えた」と述べており、外観上にて何らかの変化がもたらされているのかもしれません。

なお、ドイツの認証機関、TUVによると「このままでは欧州にて登録できない」とのことで、安全上の対策がいくつかなされるであろうことも考えられます。

サイバートラックはテスラにとってひとつの転換点

サイバートラックは2019年末に発表されたのちに異様ともいえる盛り上がりを見せており、これと前後してテスラの株価も上昇。

大きく評価されたのはその「デザイン」で、正確にいうならば賛否真っ二つとなったものの、賛成派の人々は強烈にこれを支持したということに。

とくにデザイナーからの支持が厚く、その理由としては、「通常、クルマというものは、マーケティングやら生産やら何やらの事情によって、優れたデザインが（市販時に向けて）どんどん無難なものへと変更されてゆくのに、サイバートラックには妥協が一点もなく、デザイナーの意見がそのまま反映されている」から。

実際にテスラも「マーケティングなんぞやらず、作りたいものを作っただけ」と答えており、こういった思い切ったクルマを発売できるのは世界広しといえどテスラのみだと考えられます。

トラック市場の大きさには期待

ちなみにアメリカでは「トラックの販売台数が乗用車を逆転」しており、トラック人気が過熱気味。

この傾向は収まる気配が見られないとも報じられているので、テスラ・サイバートラックは「ちょうどいい」時期に登場するということになるのかもしれません。

サイバートラックの価格について、シングルモーターでは39,900ドル、デュアルモーターで49,900ドル、トリプルモーターだと69,900ドルに設定されていますが、この価格は既存のフルサイズピックアップトラックに比較すると「かなり割安」。

それでも相当な利益が出ると言われており、サイバートラックのデリバリーが開始されると、テスラの収益が劇的に改善されることになるのではと考えています。