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え?これがポルシェ?世界に1台、ワンオフにて製作された「グロックラー・ポルシェ 356カレラ 1500クーペ」が競売に

投稿日:2021/07/11 更新日:

え?これがポルシェ?世界に1台、ワンオフにて製作された「グロックラー・ポルシェ 356カレラ 1500クーペ」が競売に

| いわゆるポルシェだとは認識し難いルックスだが |

この時代にしては珍しくエアロダイナミクスが考慮されていたようだ

さて、RM Sotheby'sサザビーズの開催するオークションにて、1954年式の「Glöckler(グロックラー)ポルシェ 356カレラ 1500クーペ」が登場する予定。

これはワンオフのレーシングカーであり、自動車デイーラーの経営者にして2輪/4輪レーサーでもあったウォルター・グロックラー氏が製作したものだと紹介されています。

同氏はフォルクスワーゲンやポルシェをベースにしたレーシングカーをいくつか製作していますが、このグロックラー・ポルシェ 356カレラ 1500クーペは彼にとって7台目のレーシングカーで、1954年のミッレミリアに参加するために作られたものだそう。

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レースを走ったのは1度だけ

ただ、このこのグロックラー・ポルシェ 356カレラ 1500クーペは、出場を予定していたミッレミリア開催までに製造が間に合わず、その後にウォルター・グロックラーのいとこであるヘルム・グロックラーがハンドルを握ってリエージュ・ローム・リエージュのイベントに出場したという記録が残ります(トラブルにより、入賞できなかったという)。

その後の経歴は明らかではなく、しかし大きな損傷や劣化もなく原型をとどめているところを見ると、いずれの所有者にもかなり大事にされてきたであろうこともわかりますね。

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なお、このクルマを「356」と呼ぶには多少気がひけるかもしれませんが、それはやはり「クーペ化」されたキャビンが原因なのかも。

とくにリアセクションは「見慣れない」構造を持っており、一種コンセプトカーのような雰囲気も。

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グロックラー・ポルシェ 356カレラ 1500クーペのテールランプはポルシェが製作したコンセプトカー、550oneのような雰囲気も感じられます。

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レーシングカーといえども快適性も損なわない

グロックラー・ポルシェ 356カレラ 1500クーペはレースへの参加を目的として製造されたと言われるものの、その出来は芸術的と言ってもよく、さらには快適性も追求されている模様。

たとえばドア上部にはガラスが追加され、これはルーフにまで達することで開口部を大きく取り、乗降性を確保しているようですね。

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さらに内装内張りもちゃんとあり、フロントシート後部にはカーペット、そしてクッション付きのシートのようなものも(ここに座ることはできなさそうだが、かつて存在した、人が横に乗る「3シーター」のような感じでは機能しそう)。

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ヘッドライトにはレンズ保護のためのカバー、そしてフロントフードにはPORSCHE文字にドライビングランプも。

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ボディには空力を考慮した加工もなされ、当時としてはエアロダイナミクスにこだわったクルマだったのかもしれませんね。

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搭載されるエンジンは550スパイダーにも搭載されるタイプ547クワッドカム4気筒。

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フロントには燃料タンク。

ポルシェのスポーツカーにとっては「おなじみ」の位置です。

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ナンバープレートが装着されているところを見ると、直近のオーナーは登録を行ない、公道を走行していたのかもしれませんね。

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グロックラー・ポルシェ 356カレラ 1500クーペのインテリアはこうなっている

そしてこちらはグロックラー・ポルシェ 356カレラ 1500クーペのインテリア。

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ポルシェらしい、しかしシンプルな仕様です。

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内外装の状態を見るにコンディションは悪くはなく、その希少価値、来歴の確かさを考慮するに、オークションでは相当な値がつくのかもしれません。

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参照:RM Sotheby's

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JUN

人生において戻せないもの、それは4つ。「失われた機会、過ぎ去った時間、放たれた矢、口から出た言葉」。とにかくチャレンジ、しかし紳士的にありたいと思います。

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