ブガッティが1台6億円以上、限定台数40台のディーヴォをすべて作り終えたと発表！最後のディーヴォは「EB110 LMブルー」、ホイールはゴールド

｜　カラーの組み合わせそのものはスバルWRX STIとよく似ているが　｜

このブガッティ・ディーヴォのインテリアもブルーとネイビーとのコンビネーション

さて、ブガッティが「最後のディーヴォ」を納車したと発表。

ディーヴォはその価格6億2000万円、限定台数40台というハイパーカーで、搭載されるエンジンは8リッターW18、出力は1500馬力、最高速はじつに380km/h。

シロンの外観をちょっと変更しただけのように思えなくもないですが、ブガッティCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏いわく「シロンとは採用される技術が異なる別のクルマ」。

ブガッティはこれまでにも「シロンスポーツ」「シロンスポーツ300＋」「チェントディエチ」「シロン ピュールスポール」などの限定モデルを発売しており、しかしそれらはいずれも大きく異るメカニズムを持つと言われます。

ディーヴォの次はチェントディエチ

そしてブガッティは発表済みの限定モデルや特別仕様車を「順番に」製造しており、今回ようやく40台目つまり最後のディーヴォを出荷することになり、よってこれからは「次」の限定モデル、”チェントディエチ”の製造にかかることに。

ブガッティのセールス＆オペレーション・ディレクターであるヘンドリック・マリノウスキー氏によると、ディーヴォは（ディーヴォが）公に発表されるずっと前の2018年春に最初の顧客の予約を受けたのち、数週間のうちに40台すべてが完売した、とのこと。

そこから2年間の開発期間を経て2020年8月に顧客へのデリバリーが開始され、その1年後に40台を作り終えたわけですね。

ブガッティは徹底的に顧客を選ぶことでも知られ、よってディーヴォも「ブガッティの重要顧客のみ」に案内がなされたということになりそうですが、最近の限定スーパーカーやハイパーカーはこういった「オファー制」による受注が多く、一般人がその存在すら知らないうちに完売してしまうといった例が一般化しています。

そしてディーヴォの場合も、その注文者いずれも「ブガッティを複数所有している」とされ、よって注文や仕様の決定に際しても「手慣れたもの」であり、それぞれのディーヴォに思い思いのカスタムを施していることが報じられていますね。

最後のディーヴォのボディカラーはEB110 LMブルー

そして今回公開された「最後の」ディーヴォに採用されるボディカラーは「EB110 LMブルー」。

これに組み合わせられるのはダークブルーカーボン（ヴィジブルカーボンの上にクリアブルー塗装）、そしてマットゴールドのホイール。

インテリアではフレンチ・レーシング・ブルーとディープ・ブルーのメインカラーにマット・グレーのカーボン・エレメントを組み合わせ。

当然ながらオーナーは「どの部分のカラーをどの色や素材に」と指定したということになりますが、仕様を決めるだけでも相当な時間がかかりそうですね。

参考までに、「レディバグ」と名付けられた別のディーヴォは、その柄を決定するだけで1年半、トータルで製造にかかったのは2年だと伝えられています。

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参照：Bugatti