
| タイプ41ロワイヤルは「まさに」ブガッティを象徴する1台 |
ブガッティの歴史的モデルが集結しツーリングも敢行
高級自動車メーカーの最高峰として君臨するブガッティ。その歴史において、創業者のエットーレ・ブガッティが「王候貴族のための極上の1台」として創り上げた伝説の超大型ラグジュアリーカーが「タイプ41 ロワイヤル」です。
2026年、タイプ41 ロワイヤルは誕生から100周年の節目を迎えることとなり、これを記念してフランス・アルザス地方のモルスハイム(ブガッティ本社)にて「モルスハイム・フェスティバル」が開催され、ここではブガッティの歴代モデルから最新のハイパーカーまでが集結することに。
ここではブガッティの唯一無二の伝統と情熱に満ちた特別な週末の模様を見てみたいと思います。
この記事の要約
- ブガッティの象徴的超高級車「タイプ41 ロワイヤル」の生誕100周年を祝うイベントが聖地モルスハイムで開催。
- 現存するわずか6台のうち「クーペ・ナポレオン」など世界的に貴重な3台が本拠地シャトーに一堂に集結。
- 新旧オーナーを交えたアルザス地方を巡るツアーや、歴代のレーシングカー「タイプ35」なども参集し華やかに祝福。

100周年を迎えた伝説の超高級車「ブガッティ タイプ41 ロワイヤル」
「ブガッティ タイプ41 ロワイヤル」は1920年代にエットーレ・ブガッティが妥協なき美学と職人技、そして最先端の工学技術を注入して作り上げた自動車史に燦然と輝く名車としても知られており、全長約6メートルにも及ぶ巨体と圧巻のエレガンスを備え、皇帝や国王、女王のために設計された「究極の自動車」として誕生した存在です。
世界にわずか6台しか存在しないロワイヤルのうち、今回の100周年を祝うべく以下の極めて貴重な3台がモルスハイムのシャトー(城館)に里帰りを果たしており・・・。
・クーペ・ナポレオン(Coupé Napoléon):ジャン・ブガッティがデザインを手掛け、エトーレ自身が愛用した最終形態の1台。
・クーペ・ド・ヴィル・ビンダー(Coupé de Ville Binder):優美なボディラインを誇るコーチビルドモデル。
・パッカード・ロワイヤル(Packard Royale):独特の歴史とキャビンデザインを備えた1台。
歴史的なシャトーの庭園にこれら3台が並び立つ光景は、一世紀を経た今もなお色褪せないブガッティの究極的なクラフトマンシップを象徴するかのようで、あらためてブガッティというブランドの「重さ」を感じさせられます。

タイプ41 ロワイヤルの主要スペック
ブガッティ タイプ41 ロワイヤルは、当時の自動車技術の常識を遥かに超越したモンスター級のスペックを備えていて、航空機用エンジンをベースに開発された巨大な直列8気筒エンジンは、圧倒的な存在感を放っており、なんと「12.7リッター、300馬力」。
エットーレ・ブガッティ常に「完璧なクルマを作ろうとしてきた」ことが知られていますが、しかし「自動車業界出身」ではなく、それが故に「常識にとらわれない」新しい発想が可能になったのだとも言われていますね。
| 項目 | スペック・詳細 |
| エンジン | 12.7リットル(12,763cc) 直列8気筒 SOHC |
| 最高出力 | 約300馬力(300 PS) |
| トランスミッション | 3速マニュアル |
| ホイールベース | 4,300 mm |
| 全長 | 約 6,000 mm |
| 車両重量 | 約 3,100 kg |
| 最高速度 | 約 200 km/h |
| 生産台数 | 完成車として6台 |

現代のハイパーカーと競合比較・市場での位置付け
ブガッティが100年前に提示した「完璧さへの追求」は、現代のヴェイロン、シロン、そして最新のトゥールビヨン(Tourbillon)に至るまで、一貫したブランド哲学として受け継がれています。
ロールス・ロイスやマイバッハといった最高級ラグジュアリーブランドが快適性や格調高さを重視する一方、ブガッティは圧倒的なパフォーマンスとアート(芸術性)を融合させている点が最大の特長で、1920年代の「タイプ41 ロワイヤル」が当時の王侯貴族に向けた究極のシンボルであったように、現代のブガッティも単なる移動手段ではなく「走る芸術品」としての立ち位置を確立しており、時代を超えたエンジニアリングの情熱が新旧いずれのモデルにも息づいているというわけですね。
モルスハイムで展開された文化と歴史の融合
フェスティバル期間中、20台の現代ブガッティオーナーが集結した「プティ・ツアー(Petit Tour)」が開催され、これはアルザス地方の美しいワインロードや山道を巡りながら、劇的な演出とともにブランドの歴史を追体験する贅沢なプレステージイベントです。
また、日曜日のメインイベントでは、1927年製のグランプリカー「タイプ35」をはじめ、1934年製「タイプ57 ステルヴィオ」、ガングロフ製ボディを纏った「タイプ57 C カブリオレ」など、世界中のコレクターが誇る約70台のヒストリックカーが街をパレードしたといい、さぞや「壮観」であったことが想像できます(ブガッティのオーナーは心にも壮大な余裕がありそうなので、優雅なツーリングであったことも想像できる)。
さらに表彰式では、ブガッティ・オートモビルズ社長のクリストフ・ピオション氏が、アルザス地方における名誉ある「Bretzel d’Or(金色のプレッツェル賞)」を受賞するなど、地域社会とブランドの深い結びつきが改めて示されることとなっています。
結論
100年の時を超えて聖地モルスハイムに集う「タイプ41 ロワイヤル」の姿は「ブガッティというブランドが持つ歴史の深みと、未来へと向かう揺るぎない情熱」を再確認させるもの。
モルシュハイムの国立自動車博物館(シュルンプ・コレクション)やフォルクスワーゲン・アウトシュタットの協力によって実現した今回の100周年記念イベントはまさに伝説の復活と言え、エトーレ・ブガッティが抱いた妥協なき美学は、これからもアルザスの地から世界中の自動車ファンを魅了し続けることもまた、間違いのない未来であると考えられます。※ブガッティは今月でVWグループから完全に離脱するため、今後のイベントのあり方も変わってくるのかもしれない
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参照:Bugatti











