｜ イエロー、ブルーの「色出し」はイタリアの工房へと依頼 ｜
ちょっとネグローニに興味が出てきた
さて、日本発のドライビングシューズブランド、「ネグローニ（NEGRONI）」が新型日産フェアレディZとのコラボレーションによるシューズを発表。
これは日産のチーフ・プロダクト・スペシャリスト田村宏志氏自らが監修を行っており、素材やカラー、ロゴが表示される金具のデザインにまでこだわったといいます。
なお、ベースとなるのはネグローニのフラッグシップモデル「イデアコルサ」、そして定番モデルの「イデア」。
実際に田村宏志氏本人も長年にわたりイデアコルサを愛用している、と紹介されています。
カラーリングは3種類
今回ネグローニが発表する「 NISSAN Zとのコラボモデル」のカラーリングは3種類。
まずはフェアレディZプロト、そして市販モデルのZ「プロトスペック」に用意される「イカヅチイエロー（4万8400円）」。
新型Z発表時のもうひとつのイメージカラーである「セイランブルー（4万6200円）」。
これら2つはネグローニのフラッグシップモデル「イデアコルサ」をベースにしていますが、イデアコルサはドライビングシューズの理想形を目指したモデルといい、「足全体をホールドする力強いフィット感」を特徴として掲げています。
アッパーにはスプリットレザーが使用され、イタリアはヴィエッラのタナリーに色出しを依頼したもの。
ちなみに、セイランブルーよりもイカヅチイエローのほうが「若干」価格設定が高いので、そのぶん色の再現が難しかったのかもしれません。
ヒールとトップライン、ツインアイレットにはキズや汚れがつきにくいチェッカースティールレザー（チェック状の型押しがなされたシルバーレザーを指しているようだ）が使用されています。
サイドエンブレムも「チェッカースティール」を採用しており、通常モデルだとここは「カーボン」となるようですね。
そして「Z」のエンブレムは創業108年を迎える老舗徽章店の手によるもので、1ミリ以下の調整を繰り返し、極細ラインに色を流し込むなどの職人技が用いられています。
ベーシックモデル「イデア」と「Z」とのコラボモデルはこうなっている
そしてこちらはネグローニのベーシックモデル「イデア」と「Z」とのコラボモデル、「イデア × NISSAN Z（3万7400円）」。
メインのアッパー素材がパンチングレザーに、そして採用されるカラーはホワイト。
「創業以来、特別な製造レシピを守り続けている上質なネグローニレザー」に対して通気性を確保するためのパンチングを施しています。
ただし通常の「イデア」とは異なり、このコラボレーションモデルについては、バケットインソールを採用しているとアナウンスされています。
いずれのモデルも、ネグローニの信念に基づいてフィット感を重視して専用の木型を採用し、3ペダルを想定した基本的な運転動作に適した作りをもつといい、マニュアル・トランスミッション車を選択した場合には、ボディカラーと揃えたモデルを選択し、そのこだわりを楽しむのもいいかもしれません。
こんなときにはドライビングシューズやレーシングシューズが必要だと思う
なお、色々なクルマに乗っていると、（サーキット走行は別として）ドライビングシューズが必要だと感じることも。
たとえばミドシップスーパーカーで、さらに3ペダル（マニュアル・トランスミッション車）を運転する際はその最たる例で、ミドシップという構造上シート位置が前方へと押しやられ、しかしホイールベースをさほど伸ばすこともできないので足元スペースとフロントタイヤのホイールハウスとが被ってしまい、狭い隙間にペダルが3つも並んでしまうわけですね。
そうなると細身のシューズを着用しないとペダルを踏み分けることが難しく、よってソールが横に張り出さず、タイトなつくりをもつドライビングシューズやレーシングシューズが「必要」となってきます。
そのほかだと、異常に重いクラッチを持つクルマに乗る場合で、たとえばポルシェ911GT3（MT）やロータスのMT車が（ぼくの経験では）それに該当し、これらは「普通のスニーカーでクラッチを踏むと、クラッチの重さに対してスニーカーの剛性が追いつかず」ソールがグニャっとなってしまい、こういった場合にもソールが薄く硬い作りを持つドライビングシューズ（この場合はレーシングシューズのほうが好ましい）が必要だと感じている次第。※逆に、普通のクルマをちょっとスポーティーに運転するくらいではこういったシューズは不要だと思う
ただ、ドライビングシューズやレーシングシューズを履いていると、「ものすごく速い（運転がうまい）人」だと勘違いされることがあり、しかしぼくは全然速くはなく、よってこういったシューズを履くにはちょっと気後れしたりします（恥ずかしい）。
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