| 以前からガンサーワークス911は「スゴいらしい」とは聞いていたが |
その価格はクオリティに見合った4500万円程度だと言われる
さて、ポルシェ911のレストモッドにおける新生、「ガンサーワークス」。
これは2018年頃に登場したファクトリーですが、登場したその時から非常に優れた技術を誇っており、同時に高い評価を獲得しています。
なお、ガンサーワークスはポルシェ911レストモッドの先駆者、シンガー・ヴィークル・デザインと比較されることも多く、しかし両者の間には明確な違いがあり、シンガー・ヴィークル・デザインは主に964世代の911をベースとしながらも「911世代」に巻き戻したレトロ志向であるのに対し、ガンサーワークスは993世代の911のみを対象としつつ、未来志向のカスタムを行うこと。
「993世代のポルシェ911が今に至るまで進化し続けていたら」
そしてガンサーワークスのテーマは「993世代のポルシェ911が、現代に至るまでそのまま進化していたら」。
つまり水冷化せずに空冷のまま、993.1、993.2、993.3・・・といった感じでバージョンアップを繰り返していたらどうなっていたかということですね。
そしてガンサーワークス911は「未来」を見ているため、そのデザインは「クリーン」。
段差が極限まで抑えられており、全体的になめらかな表面を持っていて、文字通り「未来的」でもありますね。
ダックテールリヤスポイラーも超なめらかで、まるでレンダリングから抜け出してきたようです。
ちなみにテールランプは完全新設計となり「フルLED」。
ヘッドライトのハウジングはマット仕上げのカーボンファイバー製。
プロジェクターレンズにはガンサーワークスの頭文字「GW」が刻印されています。
フロント周りは極端に「ツルっと」しています。
フロントのポルシェクレスト(エンブレム)は段差を嫌ったためか「ステッカー」。
ボディサイドのストライプはゴースト仕様。
ホイールは「フックス風」デザインを持ち、しかし3ピースの専用設計。
ただし993世代の911にフックスホイールの設定はなかったと記憶しているので、これは「過去の911へのオマージュ」なのかもしれませんね。
ブレーキシステムはブレンボの「レーススペック」です。
テールパイプは「センター2本出し」。
エンジンフード上のグリルには独自デザインのパネル、そしてガンサーワークスの文字が刻印されます。
ガンサーワークス911のインテリアやエンジンはこうなっている
そしてここからはガンサーワークス911の内装そしてエンジン。
エンジンフードはもちろんカーボン製(ボディパネル自体がフルカーボン)、そして裏面の一部には放熱性を考慮して金箔が貼られていますね。
エンジンそのものは4リッター・フラットシックス「空冷」。
出力は400馬力で、そのフィーリングはレーシングカーのようだといいます。
外装同様、内装にもふんだんにカーボンが使用され、ダッシュボードは「フルカーボン」。
ただしデザインそのものは993純正を踏襲している模様。
メーター類は「タコメーターが強調された」デザインを持ち、文字盤、ベゼルともに他のメーターとは差異が設けられています。
メーターのベゼルは「窪み」が設けられるオリジナルデザインですね。
各種スイッチ類もメーターベゼルとシンクロしたデザイン。
オーディオは993純正のものを活用しているように見えますが、ガンサーワークスはポルシェに対する愛情がかなり強いと見え、「変えない部分は変えない」というポルシェへのリスペクトが見られます。
シフトノブは「ロング」。
センタートンネルの形状も993同様ですが、マット仕上げのカーボンファイバーへと改められ、シフトブーツもアルカンターラ仕上げという「マットな」組み合わせ。
もちろんシフトノブもマット仕上げとなり、こういった統一感がプレミアム性を強調しているようにも思えますね。
ステアリングホイールのスポークはカーボン、グリップとセンターパッドはアルカンターラ、そしてセンターパッド外周にはメーターベゼルと同じデザインが反復され、センターパッドにはポルシェクレスト入り。
スピーカーグリルはブルメスターっぽいデザインを持つ金属製。
リアシートは「レス」、そしてシートの代わりにはカーボンファイバー製のパネル、そして「PORSCHE」文字と消化器が取り付けられています。
ガンサーワークス製ポルシェ911レストモッドを紹介するどうがはこちら
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参照:Mr JWW