フェラーリSF90のハードコアモデル、「SF90 LM」は6月29日に公開？ただしこれが重要顧客に対する限定公開なのかワールドプレミアなのかは現時点ではナゾのまま

｜　フェラーリSF90 LMはクーペ699台、アペルタ（オープン）399台のみの生産だと言われるが　｜

おそらくはハイブリッドを継続、もちろんSF90ストラダーレ/SF90スパイダーから大幅にパワーアップすると見られている

さて、フェラーリが直近で発表すると思われる新型車が「SF90LM」。

これはSF90ストラダーレのハードコアバージョンであり、少し前までは「SF90VS（ヴェルシオーネ・スペチアーレ）」と呼ばれていたモデルですが、最近ではSF90LMと呼称されることが多くなっています（もちろんLM=ル・マンを表しており、ル・マン24時間レースにフェラーリが復帰する年に発表するスペシャルモデル＝スペチアーレとしてはこれ以上ないネーミングである）。※もちろん発表されるまでは実際の名称はわからない

フェラーリSF90 LMの発表は6月29日？

そして今回出ているウワサが「フェラーリSF90 LMの発表は6月29日」というもの。

ただ、このウワサについては「フェラーリがワールドプレミアを行う日程なのか」についてはわからず、よってぼくらが6月29日にその姿を知ることができるかどうかは不明です。

なお、こういったニューモデルについては、

１．重要顧客向けに内覧会を行ったのち、一般の人に向けて発表する

２．いきなり一般向けに広く公開する

３．重要顧客向けの発表会と一般向け公開を同時に行う

という3つのパターンが一般的。

まず「1」だと、一般公開（ワールドプレミア）前にVIP顧客のみを集めて（シークレットの）内覧会や受注会を行い、その後に一般向けにネットやモーターショー、各種イベントにて公開するのですが、高価格帯のクルマや少量限定モデルはこのパターンが多いもよう。

直近だとロールス・ロイス・スペクターやランボルギーニ・レヴエルトが重要顧客向けに先行公開され、この際に受注集めたりするために「一般に発表されたときにはもう受注枠が残されていない」というケースも。

今回のフェラーリSF90LMについては、すでに購入者がすべて決定しているものと考えてよく、そしてその購入者向けに世界主要各国にて限定公開がなされ、その後にオンラインにて公開されることになるものと思われますが、この「購入者向けの限定公開」については、車両の数や（イベントに参加する）フェラーリ重役のスケジュールの関係もあって世界中で同じ日程による内覧会の開催は難しく、よって「ツアーを組んで」世界各地にて順番に公開イベントを開催することが多いもよう。

よって、今回ウワサの出ている「6月29日」が「どこかの国の重要顧客が招待を受けたお披露目イベント」であれば、この日付は一般にワールドプレミアされる日程ではなく、また別の地域の重要顧客にとっては「この日付以外」に公開されるのかもしれません。

いずれにせよ、ニューモデルの公開の手法やその場所、方法については非常に多様化しており、これまでのように「皆に等しく公開されるわけではなく」、また購入機会も「皆に”平等に”与えられるわけではない」ことに留意する必要があるかと思います（重要顧客のみに、情報や購入権が優先して与えられる）。

ちなみにこういった「先行公開」については情報厳守がマストでもあり、たとえばぼくが招待を受けたとしても、それは「けして誰にも語ることはできず」、そこは察してもらえると助かります（多くの場合、しらばっくれるようにしている）。

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参照：TheSupercarBlog