
| 「FXX80」は過去に類を見ないレベルの(フィオラノ・サーキットでの)ラップタイムを記録することになりそうだ |
FXX80は「あらゆる常識を覆す」存在となることが期待される
2024年末、ラ フェラーリやエンツォの系譜を継ぐスペチアーレ(限定フラッグシップ)として世界初公開されたフェラーリ「F80」。
世界限定799台という極めて希少なハイパーカーではありますが、さらなる進化を遂げた過激な派生モデルが登場する兆しが見られており、報道によるとフェラーリが「FXX80」というモデル名の商標登録を新たに申請したことが明らかに。
これまで「FXX」や「FXX-K」といった伝説的サーキットマシンを生み出してきたフェラーリのトラック専用開発プログラム「XXプログラム」。その最新作となる可能性を秘めた「FXX80」の概要と、期待される圧倒的なパフォーマンスについて考えてみましょう。
-
-
フェラーリ究極の血脈「XXプログラム」とは?「FXXから599XX、FXX K、公道版SF90 XX ストラダーレ」までの進化と歴史を見てみよう
Life in the FAST LANE. | フェラーリ「XXプログラム」は選ばれしもののためだけの”特権”である | その輝かしい「XXプログラム」の歴史とは モータースポーツの頂点に君臨するフ ...
続きを見る
この記事の要約
- フェラーリがアルゼンチンなどで「FXX80」という新たな商標登録を申請したことが判明し、最新フラッグシップ「F80」の過激なサーキット専用モデル(XXプログラム車)である可能性が高まっている
- 「XXプログラム」は顧客参加型のサーキット走る実験室であり、巨大なリアウイングを備えた開発車両の目撃情報からも、FXX-K(フィオラノ1分14秒00)を超えるフェラーリ史上最速のサーキットマシン誕生が期待される
- 標準のF80(システム総合出力1,184馬力)を凌ぐパフォーマンス向上やエアロダイナミクスの強化に加え、別途オープンモデル(ロードスター)を含めた派生展開にも注目が集まっている
フェラーリ FXX80(商標登録)の概要
今回スクープされたのはフェラーリがアルゼンチンで申請した「FXX80」という商標登録。
2026年5月にもイタリア特許商標庁(UIBM)にて「FXX80」や「F80XX」などの商標が出願されていた経緯があり、今回の南米での出願により、フェラーリが最終的な車名として「FXX80」を選択する可能性が極めて濃厚となっています。
すでに巨大なリアウイングを装着したカモフラージュ姿のテストカーが目撃されていて、公道走行の枠組みを取り払ったサーキット専用モデルとして開発が進められているのは「周知の事実」ではありますが、その実現が「いよいよ現実味を帯びてきた」というわけですね。
XXプログラムの仕組み
「FXX80」のベースとなるF80のスペック、そしてXXプログラムならではの過激なチューニング内容は以下の通りとなっていて・・・。
- XXプログラム(プログラムXX)とは:フェラーリの最重要顧客(選ばれたコレクター)が、世界各国の主要サーキットでフェラーリの最新開発技術をテストする顧客参加型の実験プログラム(Corse Clientiの一部)。専用の「走る実験室」として、空力・電子制御・パワートレインの限界が追及され、ここで得た知見はモータースポーツ、そして市販車へと反映されることとなり、つまり「XX」プログラムはフェラーリの未来を形作る場でもある
- 圧倒的な空力性能(エアロダイナミクス):目撃されているプロトタイプにはレーシングカーすら凌ぐ特大のリアウイングが奢られており、強烈なダウンフォースを生成することが予想される(XXプログラムはモータースポーツのレギュレーションによる制約を受けず、自由な挑戦が可能である)
- 1,184馬力を超えるハイブリッド・パワートレイン:ベースモデルのF80はミッドシップ配置の3.0L V6ツインターボエンジンに3基のエレクトリックモーター(フロント2基、リア1基)を組み合わせすことでシステム総合出力1,184 hpを発揮するハイパーカー。FXX80ではさらなるパワーアップやレスポンスの先鋭化が見込まれる
- フェラーリ史上最速ラップへの挑戦これまでラ フェラーリベースの「FXX-K」が保持してきた自社テストコース(フィオラノ)の市販車ベース最速タイム「1分14秒00」を大幅に塗り替える可能性が推測される
| 項目 | フェラーリ F80(ベース車両) | フェラーリ FXX80(予想・スペック要約) |
| 車両位置付け | 限定ロードカー(世界限定 799 台) | サーキット専用トラックマシン(XXプログラム) |
| パワートレイン | 3.0L V6 ツインターボ + 3モーター ハイブリッド | 3.0L V6 ツインターボ + 3モーター(サーキット特化) |
| システム最高出力 | 1,184 hp(エンジン 900 hp + モーター 300 cv相当) | 1,184 hp 以上(パワートレイン強化) |
| トランスミッション | 8速デュアルクラッチ(8速DCT) | 8速デュアルクラッチ(レーシングシフトプログラム) |
| 空力装備 | アクティブリアウイング / グラウンドエフェクト | 大型固定式(または可変)リアウイング / 強力なダウンフォースを発生するエアロパーツ群 |
競合比較・市場での位置付け
モータースポーツのノウハウを惜しみなく投入した超限定サーキット専用モデルの領域において、フェラーリ「XXモデル」は独特の存在感を放っていて・・・。
- マクラーレン「W1」や他社ハイパーカーとの対比:マクラーレンが最新フラッグシップ「W1」で圧倒的なスペックと軽量化を提示するなか、フェラーリは公道仕様のF80にとどまらず、サーキット専用の「FXX80」を提示することでモータースポーツ直系の技術力をアピールすることに
- 公道仕様の可能性(XX Stradale):かつて「SF90 XX Stradale」でXXの名を冠した公道仕様モデルを登場させた実績もあるため、純粋なサーキット専用車だけでなく、公道走行が可能なスペシャルバージョンの展開にも期待が寄せられている
補足情報
今回のFXX80の動向からは、超富裕層コレクターに向けたフェラーリの巧みなプロダクトライン戦略が見えてきます。
- 3つの「F80」ファミリーという究極の選択:F80は今回話題となった「FXX80(サーキット専用モデル)」に加え、スパイダー(オープンモデル)のプロトタイプもすでに目撃されており、つまり、クーペ(標準F80)、オープン(F80 スパイダー)、サーキット(FXX80)という3つのバリエーションが(最低限でも)用意される見込みである
- 入手困難な限定車市場での新たな機会:わずか799台のF80クーペを手に入れられなかった大富豪コレクターにとって、FXX80やオープンモデルの存在は、フェラーリの最高峰フラッグシップを所有するための貴重な新たな選択肢となる可能性
結論
アルゼンチンでの商標申請によってその存在が俄然現実味を帯びてきたフェラーリ「FXX80」。
F1やル・マンで培った最新テクノロジーとV6ハイブリッドのポテンシャルを極限まで解き放つ「FXX80」は、フィオラノのコース記録を塗り替え、跳ね馬の歴史に新たな伝説を刻む一台となりそうですね。
合わせて読みたい、関連投稿
-
-
フェラーリ「F80XX」?リアに巨大ウイングを装着しサーキットにて極秘テストを行うナゾのF80が捕捉される
Life in the FAST LANE. | 「XX」プログラムの意図を考えるならば、新世代のフェラーリであるF80ほど適任者はいないであろう | そしてここから様々な技術的フィードバックがなされ ...
続きを見る
-
-
フェラーリ「F80 XX」がイモラで補足。XXモデルは最新世代へ、サーキット専用ハイパーカーの凶暴なエアロパッケージを装備
Life in the FAST LANE | 最新「XX」モデルが放たれる日も近そうだ | 制限のない世界でポテンシャルをフルに発揮するF80には期待がかかる フェラーリが世界中に鮮烈なインパクトを ...
続きを見る
-
-
フェラーリ「F80 アペルタ」の試作車がマラネロで初目撃。フロントの「ブラックバンド」の去就については確認できず、しかしフェラーリはこれを貫くであろう
Life in the FAST LANE. | フェラーリF80 アペルタには「ソフトトップ」採用のウワサも | その価格は「前代未聞のレベル」となりそうである フェラーリが2024年に世界初公開し ...
続きを見る











