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その価格4330万円にて「空飛ぶクルマ」が販売開始。クルマとしては321キロを走行、飛行機としては177キロを航行でき水着離着陸が可能【動画】

2023/07/04

その価格4330万円にて「空飛ぶクルマ」が販売開始。クルマとしては321キロを走行、飛行機としては177キロを航行でき水着離着陸が可能【動画】

| ただし現時点では「飛行した」証拠はどこにもないようだ |

それでも現在は400件を超える予約が入っているとアナウンスされている

さて、現在はトヨタやポルシェなどいくつかの自動車メーカーが「空」を目指し、そのほかにも多数の新興自動車メーカーが空飛ぶクルマを発表している状況ではありますが、今回アレフ・エアロノーティクス社が米連邦航空局(FAA)の認可を得た初の完全電気式垂直離着陸(VTOL)車、「モデルA」を発表することに。

アレフ・エアロノーティクスはこのモデルAにつき、自動車としての航続距離は200マイル(約321キロ)、航空機としての飛行距離は110マイル、定員は1−2名だとしていて、しかし現時点ではまだ車両そのものは完成しておらず、今回公開された実機は開発中のプロトタイプなのだそう。

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アレフ・エアロノーティクスは「飛行テストを行っている」というが

そしてアレフ・エアロノーティクスは実際にこのモデルAを発売する計画を持っており、現時点での予定価格は300,000ドル(現在の為替レートにて約4330万円)、そして予約金として150ドルを申し受け、そしてさらに1,500ドルを支払えば「より早く納車を受けることができる」とコメントしています。

なお、同社は2019年から飛行テストを行っていると主張しているものの、現時点では実際に飛行したというデータや映像、動画などは公開されておらず、よって本当に飛行できるのかどうかはまったくの謎。

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そしてこの機体は「VTOL」つまり垂直離着陸を行うことが可能なので滑走路を必要とせず、構造としては真ん中にキャビン、そしておそらく4輪もしくは2輪にインホイールモーターを備え、車体下部に8つのプロペラを持つという構造です。

車体上部は、その下のプロペラに空気を送るためにスカスカな構造となっているようで、格子状の構造材にて強度を担保しているもよう。

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アレフ・エアロノーティクスは「我々はFAAからこの認定を受けたことに非常に興奮しています。環境にやさしく、より速い通勤を人々に提供し、個人や企業の時間を節約することができます。これは飛行機にとっては小さな一歩であり、自動車にとっては大きな一歩です」とコメント。

ちなみにこちらは2021年に公開されたプロトタイプですが、かなり異様な、そしてインパクトのあるルックスでもありますね。

alef-model-a-flying-car-with-vtol

かなり長い車体を持ち、しかしそれは「内側に8つのプロペラを収めるため」のスペースを確保するためだとも考えられます。

おそらく方向転換についてはプロペラの推進力をもって行うことになり、となると前進や右左折の際にはかなり機体が傾くことになりそうですが、もしかするとキャビンは「水平」を保つ構造なのかもしれません。

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アレフ・エアロノーティクスは2016年に最初のサブスケールのプロトタイプを製作し、その後、同社独自の電気推進システムのスケールバージョンをベンチャーキャピタリストで初期のテスラ投資家であるティム・ドレイパー氏に見せ、これによってドレイパー・アソシエイツ・ファンドVを通じて300万ドルの投資を獲得することに成功しています。

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なお、アレフ・エアロノーティクスは、2035年にデビュー予定を予定している「35,000ドルという価格、300マイル以上の走行距離、220マイル以上の飛行距離、4−6人乗り」というスペックを持つモデルZなる追加モデルの開発も行っており、続報を待ちたいと思います。

アレフ・エアロノーティクスによるモデルAのプレゼンテーションはこちら

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参照:Electrek

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