「地球上でもっとも検索されたEV」ナンバーワンはテスラ・モデル3。テスラはTOP10に全モデルを送り込み、販売は伸びないながらもレクサスRZが9位に入る

｜　テスラの上位占有は当然として、意外なメンバーもランクインし、かつ検索数も増加している　｜

つまりこの現象は「テスラの代替」を人々が求めているということなのかもしれない

さて、多くの国や地域において「テスラがもっともよく売れているEVである」というのはよく聞かれる事実ではありますが、最新の調査では「テスラ以外にも人気のEVが登場している」「国や地域次第では、テスラよりも人気のEVがある」ことが判明しています。

今回の調査では、317ものEVと200以上の国や地域を対象として「どれだけ検索されたか」をデータベース化しており、人々の嗜好が目に見える形として現れています（ただ、検索結果＝人気という訳ではないが、なんらかの形で興味を持たれていることは間違いない。たとえそれがネガティブなニュースによるものだとしても）

「もっとも検索されているEV」はこういった車種

そこでまずは「もっとも検索されたEV」を見てみたいと思いますが、そのランキングは以下の通り。

ちなみにテスラでもっとも売れているクルマはモデルYなのですが、検索上位にはモデル3が登場しています。

これはおそらく、先日テスラが行ったフェイスリフトに関連しているものと思われ（フェイスリフト情報を知るために検索ボリュームが一時的に増加している）、検索ボリュームが増えるには様々な要因が存在するであろうこともわかりますね。※フェイスリフトが実施されたのは2023年ではあるが、2022年からそのウワサが出ていた

なお、ヒョンデ・アイオニック5よりもキアEV6のほうが検索数が多いことにはちょっと驚かされますが（両者は兄弟車である）、EV6のほうがシャープで都会的なルックスを持っており、こちらのほうを好む人のほうが”割合としては多い”ということなのかもしれません。※しかも”売れている台数”に比較すると検索ボリュームが大きい

ちなみにですが、ランキングには「販売台数がさほど多くない」テスラ・モデルSやモデルX、そしてレクサスRZが入っていて、これらについては「興味があって検索するものの、購買に至っていない」例も含まれているものと見られ、このあたりを分析できれば（自動車メーカーにとって）マーケティングに結びつけることができるかもしれませんね。

そしてテスラの検索ボリュームが（販売台数に比較して）それほど”ブッチギリ”ではないところを見るに、多くの人はがテスラの代替商品を探しているのかもしれません（しかし結局テスラを購入している）。

「国ごと」のもっとも検索されたEVはこういった車種

そしてこちらは「国ごとに、どのEVがもっとも検索されたのか」を示したもので、ある意味では所得水準を表しているとも捉えることができ、さらには「人口や、EV販売台数に対し、検索ボリュームがどれくらいの比率を占めるのか」によってもその国のEVに対する関心を図ることができることができる可能性がありそうですね。

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参照：Gridserve