
| フェラーリそしてランボルギーニも前年超え、スーパースポーツはやはり強し |
BYD、ヒョンデといった「海外EV勢力」の躍進も見逃せない
今回発表された2026年の日本国内輸入車市場(外国メーカー車新規登録台数)を見るにつけ、累計台数で前年比106.3%と全体としては堅調ではあるものの、内実を紐解くと「二極化」と「新勢力の台頭」という大きな構造変化が起きていることがわかります。
従来のドイツ御三家(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ)が依然として強固なシェアを保ちつつも、新興EVブランドであるBYDの大幅伸長(前年比125.1%)、そしてフェラーリ(前年比154.4%)に代表されるスーパーカー・超高級車ブランドの力強い伸びが目立ちます。
ここでは2026年の最新登録データを基にした「輸入車ブランド人気ランキングTOP35」を網羅し、各ブランドの強みや市場での立ち位置、今選ぶべき理由について考えてみたいと思います。
この記事の要約
- 【要約】2026年最新(累計)の輸入車市場トップ3:1位メルセデス・ベンツ(30,280台)、2位BMW(18,930台)、3位フォルクスワーゲン(17,715台)が上位を維持。
- 【要約】二極化の加速:実用価格帯の欧州主要ブランドが苦戦する一方、BYD(前年比137.4%)などのEV勢や、フェラーリ(同123.6%)をはじめとする超高級ハイエンドブランドの躍進が顕著。
- 【要約】賢い車選びのポイント:リセールバリュー重視ならプレミアム・超高級車、コストパフォーマンスと先鋭テクノロジーなら新興EVやコンパクトフレンチが注目の選択肢。

2026年最新の輸入車市場動向と検索意図への回答
【2026年最新】日本国内 輸入車ブランド販売台数ランキングTOP35
まずは2026年8月単月の登録台数、そして1月〜8月累計の登録台数に基づくランキング。※並行輸入になるが、キアが7台も入ってきているのには驚かされる
| 順位 | ブランド名 | 2026年8月単月(台) | 2026年累計(台) | 前年同期比(%) |
| 1 | メルセデス・ベンツ | 3,506 | 30,280 | 92.2% |
| 2 | BMW | 1,903 | 18,930 | 82.8% |
| 3 | フォルクスワーゲン(VW) | 1,795 | 17,715 | 83.1% |
| 4 | アウディ | 1,604 | 13,270 | 89.6% |
| 5 | BMW MINI | 1,209 | 11,162 | 90.0% |
| 6 | ボルボ | 768 | 7,467 | 103.3% |
| 7 | ポルシェ | 368 | 6,591 | 94.5% |
| 8 | ランドローバー | 493 | 4,749 | 84.1% |
| 9 | ジープ | 459 | 4,259 | 75.5% |
| 10 | プジョー | 321 | 3,766 | 84.4% |
| 11 | BYD | 299 | 2,885 | 137.4% |
| 12 | ルノー | 192 | 2,193 | 109.1% |
| 13 | シトロエン | 273 | 1,918 | 107.2% |
| 14 | フィアット | 229 | 1,839 | 79.3% |
| 15 | フェラーリ | 176 | 1,183 | 123.6% |
| 16 | アルファロメオ | 110 | 1,166 | 146.1% |
| 17 | ランボルギーニ | 79 | 729 | 109.8% |
| 18 | ヒョンデ | 82 | 683 | 111.4% |
| 19 | BMWアルピナ | 38 | 462 | 179.8% |
| 20 | マセラティ | 51 | 388 | 75.8% |
| 21 | アストンマーティン | 46 | 322 | 109.2% |
| 22 | ロールス・ロイス | 18 | 321 | 115.9% |
| 23 | ベントレー | 21 | 280 | 94.3% |
| 24 | シボレー | 26 | 272 | 119.8% |
| 25 | キャデラック | 25 | 232 | 65.0% |
| 26 | DS | 18 | 191 | 70.7% |
| 27 | アバルト | 2 | 150 | 25.6% |
| 28 | フォード | 10 | 116 | 100.0% |
| 29 | マクラーレン | 20 | 97 | 51.9% |
| 30 | ロータス | 9 | 61 | 42.4% |
| 31 | ダッジ | 3 | 38 | 50.0% |
| 32 | ジャガー | 1 | 30 | 15.9% |
| 33 | ランチア | 2 | 19 | 172.7% |
| 34 | KIA | 7 | 16 | - |
| 35 | GMC | 2 | 12 | 1200.0% |
[データ参照:2026年8月 外国メーカー車新規登録台数(乗用車)]

注目の主要ブランド・車種概要と市場での立ち位置
そこで2026年のランキングから見えてくる、主要カテゴリー別の動向と注目のトピックスを探ってみると・・・。
王者メルセデスとドイツ御三家のポジション
- メルセデス・ベンツ(1位 / 30,280台) 圧倒的なブランド認知度と全方位のラインナップ(Cクラス、Eクラス、Gクラス、EQシリーズ)により首位を独走。安全装備の先進性と高いリセールバリューが継続的な人気の理由だと思われる。今後は新型「CLA」に期待
- BMW(2位 / 18,930台)& アウディ(4位 / 13,270台) 「走りの歓び」を掲げるBMWと、洗練されたクワトロ技術を持つアウディは安定した人気を保っている。両者ともに内燃機関モデルとEV(iシリーズ、e-tron)の併売を推し進めているが、8月単月だとBMWは失速気味。
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急成長を遂げる「EV新勢力」と「フレンチコンパクト」
- BYD(11位 / 2,885台 / 前年比137.4%) 日本市場における存在感を一気に高めているのがBYD。「DOLPHIN」や「SEAL」など、圧倒的な価格競争力と充実した標準装備を武器に、若年層やファーストEVを求める層から強い支持を獲得している
- ルノー(12位)& シトロエン(13位) 前年同期比でそれぞれ109.1%、107.2%と堅調に数字を伸長中。オシャレなデザインと実用性を兼ね備えた「カングー」や「ベルランゴ」など、ライフスタイルに寄り添うモデルがファミリー層に刺さっている
資産価値としても注目される「超高級・超高性能車」
- フェラーリ(15位 / 1,183台 / 前年比123.6%)
- ロールス・ロイス(22位 / 118台 / 前年比115.9%)
- BMWアルピナ(19位 / 462台 / 前年比179.8%)
- アストンマーティン(21位 / 46台 / 前年比109.2%)
世界的なインフレやコレクターズアイテムとしての需要を受け、スーパーカーや超高級車、コンプリートカーブランドの売上が日本国内でも大きく拡大しているという状況。
特にアルピナは限定性とリセールバリューの高さ、そして現行ラインナップが「もう手に入らない」という飢餓感からこの数ヶ月ずっと好調に推移しており、そして今後の中古市場においても安定した相場を誇るものと思われます。

知っておきたい新知識:2026年に輸入車を選ぶ「新しい視点」
従来の「(輸入車ならではの)プレミアム感」や「走り」だけで輸入車を選ぶ時代は終わりつつあり、今後のクルマ選びで押さえておきたい3つのポイントを考えてみると・・・。
1. PHEV・EV化による「静粛性」と「維持コスト」の変革
欧州ブランドの電動化だけでなく、BYDやヒョンデといったアジア発EVブランドが日本国内でのディーラー網・サポート体制を急速に強化しており、自宅充電環境が整っているユーザーにとっては、燃料費を抑えつつ静粛でハイパワーな走りを手に入れる絶好の選択肢となりえます。

2. 残価設定ローン(残価率)を意識したブランド選び
輸入車を購入する際、車両本体価格だけでなく「数年後の残価率」を考慮することが重要で、ポルシェ、ジープなどは高い残価率を維持しやすいため、月々の支払額を抑えてワンランク上の車種に乗ることが可能です。
加えて輸入車は「金利」が低い傾向にあり、さらには「低金利キャンペーン」を利用するとかなりお得に購入できるケースもあるのが特筆すべき点。
3. 個性を主張するフレンチ・イタリアンという選択
「人と被らない車に乗りたい」というユーザーには、アルファロメオやシトロエン、ルノーが最適な選択肢。
近年のモデルは信頼性も大きく向上しており、デザイン性と実用性を両立した日常のパートナーとして高い満足度を得られるうえ、絶対的な販売台数が少ない割には中古市場を「下支え」するファン層が存在するため、意外と値下がりしにくいのが「イタフラ車(ただしモデルによる)」。

結論
2026年の日本国内輸入車市場は、定番のドイツプレミアムブランドが基盤を支えつつも、コスパに優れた新興EVや、資産価値の高い超高級スポーツカーや超高級車へと選択肢が多様化しているという状況。
ただし「際立った個性を持たない」ブランドについては、近年急速にデザイン性や走行性能、安全性を向上させてきた国産車に取って代わられる傾向も見られており、そういったクルマは中古市場では価値を失いやすいという側面も。
よって「今選ぶなら」国産車、そして他のブランドでは代替できないブランド価値やキャラクターを持つブランド、そしてクルマを選ぶことが肝要かと思います(そのクルマを指名買いするほどの魅力があるモデルを選ぶのが吉)。
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参照:日本自動車輸入組合











