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トヨタが「ソフトとハード両方で」クルマの機能を拡張できるギア系コンセプトカー「KAYOIBAKO」発表。ユーザーのライフスタイルにあわせて変幻自在

トヨタが「ソフトとハード両方で」クルマの機能を拡張できるギア系コンセプトカー「KAYOIBAKO」発表。ユーザーのライフスタイルにあわせて変幻自在

| トヨタはこういったギア系コンセプトカーに強い興味を持っているようだが、なかなか市販には至らない |

市場が大きいように見え、しかし実際には小さいのかも

さて、トヨタはジャパンモビリティショー2023への出展内容を順次公開していますが、いずれも「人々の生活に寄り添う」コンセプトカーが多く見られ、つまりは「未来に行き過ぎた」「性能が高すぎ、自分の生活にそのクルマがあることをイメージできない」ような現実離れしたクルマではなく、あくまでも現在のぼくらの生活から想像できる、身近な存在として感じられるクルマが多いように思われます。※今回のトヨタのテーマは「クルマの未来を変えていこう-Find Your Future」である

トヨタは「超拡張型モビリティ」、KAYOIBAKOコンセプトを出展

そこで今回トヨタがジャパン・モビリティショーの出展物として発表したのが「KAYOIBAKO」コンセプト。

これは文字通り「通い箱」を車名として採用したもので、この通い箱とは ”拠点間を行き来しながら部品や製品を安全かつ効率的に運ぶツール” を表しており、この(インスピレーション元となった)通い箱はその内側を変えることで様々な用途やニーズに対応することができるのだそう。

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そういった通い箱のフレキシビリティをクルマに落とし込んだのがKAYOIBAKOということになり、使う人によって、使う場所によって、使う目的によって、様々な可能性を示してくれるのがこのコンセプトカーというわけですね。

このKAYOIBAKOのボディサイズは全長3,990ミリ、全幅1,790ミリ、全高1,855ミリだと紹介されており、比較的コンパクトなトールスタイルのミニバンということになりますが、最大の特徴はその「超拡張性」。

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パワートレーンはピュアエレクトリック、そして車体もBEV専用設計ということで自由な発想にて企画されており、ここ最近のトヨタが強く主張する「ソフトウエアによってカスタマイズ、成長が可能な」特性を備えます。※これは「クルマの知能化」として、今年4月に開催された新体制方針説明会において解説がなされている

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ただ、このKAYOIBAKOについては、ソフトウエアだけではなく、ハードウエア面においても拡張・進化できることがその個性だと言ってよく、そのクルマの「中身」を様々な用途に従ってカスタムできるのだそう。

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たとえば業務用として配送車仕様にカスタムしたり・・・。

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キャンプ愛好家のための「オンリーワンのギア」としても機能したり。

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はたまた様々な支援のための車両、移動する自由を提供するためのクルマへと改装することも可能です。

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なお運転席は非常にシンプル。

視認性を高めるためのバーチカルウインドウもユニークですね。

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トヨタはこういった「ギア系」のコンセプトカーをよく発表しているが

なお、トヨタはこのKAYOIBAKOのみならず、これまでにも様々な「ワーク系」「ユーティリティ系」「ギア系」コンセプトカーを発表していて、やはり記憶に残るのはTjクルーザー。

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トヨタ・コンパクトクルーザー

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ただ、こういった一連のコンセプトカーの発表にもかかわらず、トヨタは市販車としてワーク系/ギア系を全面に押し出したクルマを発売しておらず、「なぜ発売しないのか」はちょっとナゾ。※ただしランガ・コンセプトは実際に発売されるようだ

もしかすると、実際にはこういったギア系コンパクトカーに対する反応は「大きいように見えて」実は部分的にとどまるのかもしれず、トヨタは一部の熱狂に迷わされず、冷静に市場規模を判断しているのかもしれません。

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参照:TOYOTA

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