ベル＆ロスが「サイバーセラミック」を限定500本にて発売。出資を受けるシャネル「プルミエール」同様の8角形ケースにファセットカット風防を持つ個性派腕時計

｜　この「サイバー」ケースはもはやベル＆ロスのひとつの”顔”に　｜

そして「不可視性」もベル＆ロスのひとつの特徴である

さて、ベル＆ロスが世界限定500本「BR 03 CYBER CERAMIC（サイバーセラミック、1,991,000円）」を発表。

これは「サイバースカル」同様のケースを持ち、しかしムーブメントには手巻きではなく自動巻きのBR-CAL.383（自動巻き）を採用したというモデル。

ただし表裏スケルトン、さらに透かし彫りが入るというところ、そしてシャネル「プルミエール」にも通じるカッティング（ファセットカット）を採用した風防を持つところなどが共通しています（シャネルはベル＆ロスに出資している）。

ベル＆ロス BR 03 サイバーセラミックはこんな腕時計

そこでもう少しこのBR 03 サイバーセラミックを見てみると、ケースはもちろん（ブラック）セラミック、ケース幅は42ミリ。

メインプレートとブリッジはブラック、時針と分針にはマイクロブラストが施され、インデックスはサファイアクリスタル製の風防に「プリント」されるという仕様を持っていて、つまりは「ほとんど時間がわからない」という仕様です。

なお、ベル＆ロスはもともと「航空機の計器」を模したデザインを持つ、高い視認性を追求した腕時計を作ることを得意としているものの（実際に視認性を極限まで追求したシリーズもある）、その一方でこういった不可視性を体現した腕時計も作っているという一面も併せ持つという不思議なブランドでもありますね。

ローターは「円」ではなく「八角形」を半分に割ったようなユニークな形状を持っています。

ケースの八角形もシャネル「プルミエール」と共通するデザインで、プルミエールの場合はパリのヴァンドーム広場を上から見た様子を再現している、と言われていますね。

ストラップはブラックラバー、バックルはマットブラックのPVD加工がなされたステンレススチール製。

こういった「角型」、さらには「トノー型」の腕時計は実際に身に付けた際、（腕時計単体で見た時以上に）個性的に目に映り、ぼくとしてはけっこうオススメな選択肢です。

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参照 / Photo：Bell&Ross