| ベル&ロスの創作意欲はまさに「無限」であるように思われる |
その世界観を次々拡大し、今回は「バイク」にまで
さて、ぼくが愛してやまない機械式腕時計メーカー(一応クオーツもリリースしている)、ベル&ロス(Bell & Ross)より新作が一挙に3本も登場。
まずは変わり種「BR 03-94 BLACKTRACK」から紹介したいと思いますが、これはデザイナーのサシャ・ラキックとのコラボレーションであり、ベル&ロスとサシャ・ラキックとの間で考案されたカスタムバイク「BT-06」にインスパイアされたもの。
BR 03-94 BLACKTRACKの生産本数は世界限定500本
そしてこのBR 03-94 BLACKTRACKは生産本数500本に限定され、その価格は999,900円。
ケース素材はマットブラック仕上げのセラミック(42ミリ)、搭載されるムーブメントはBR-CAL.301(パワーリザーブ42時間)。
おなじみのスクエアケースではあるものの、ケースのエッジが外に向かって下がるという新しいデザインを持っています。
そして「新しい」のは文字盤も同様で、これまでにないスモールダイヤル形状を持ち、それらが連結するデザイン、そしてスケールが刻まれるダイヤル外周においても新鮮さを感じます。
ストラップもこれまでのベル&ロスにはない仕様を持っており、高い耐久性を持つテクニカルファブリック(裏面)とカーフとのコンビ、さらには”バイクのシートやライダースーツに着想を得た”ステッチ入り(エッジはレッド、ファブリック製の換えベルトも付属)。
ケースバックにはBT-06の姿が彫り込まれています。
ケースは意外と「普通」で、他のモデルとあまり変わりはないようですね。
なお、こちらがBT-06(Vツインエンジンを積んでいるようだ)。
BR 03-94 BLACKTRACKを車体にセット可能です。
そしてオシャレなヘルメットも同時にデザインされています(ベル&ロスはクルマやバイクとも近い距離にあり、コンセプトカーをデザインしたこともある)。
BR 03-92 DIVER TARAは「ブルーセラミックケース」採用
そして次なる新作は「BR 03-92 DIVER TARA」。
異例の角型ダイバーシリーズ「BR 03-92 DIVER」に追加された999本のみの限定モデル(814,000円)で、これはFondation Tara Océan (タラ オセアン財団)とのパートナーシップによって実現したもの。※ケースにかかる水圧が不均一になるため、一般的にダイバーズウォッチのケースは丸形であり、この「角型ダイバー」は極めて珍しい
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海洋調査スクーナー船「タラ号」の乗組員のためにデザインされた腕時計だと紹介されています。
なお、このタラ オセアン財団は、「海洋を探索して理解を深め、海洋に関する科学的知識を共有して一般の人々の意識を高めること」を目的の一つとして活動しており、この腕時計の販売によって得られた利益の一部は財団に寄付される、とのこと。
ケース素材はベル&ロスとしては非常に珍しいブルーセラミック。
ストラップはラバー製で・・・。
交換用ストラップはオレンジのファブリック製。
専用デザインのペリカンケースに入ってお届け。※ベル&ロスの一部ダイバーズモデルでは伝統的にペリカンケースが採用される
BR-X5 GREEN LUMは腕時計全体が発光
そして最後に紹介する「BR-X5 GREEN LUM」はこれまた特殊な腕時計で、文字盤どころかケースやベゼルも発光するという前代未聞の腕時計。
ベル&ロスは「計器」としての腕時計作りに傾倒しているために視認性を重視する傾向にあり、過去にも極限まで視認性を高めた「ホログラフ」「ホロラム」「フルラム」といったモデルを発売していますが、この「グリーンラム」はその流れを汲む最新作ということになりますね。
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| 「高級化」はいったんさておいて、”視認性””航空機”に集中 | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49869706438/in/datepos ...
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なお、この発行素材は「LM3D」と呼ばれる素材で・・・。
光るとこう。
これをグレード2のチタン製フレームと組み合わせています(リューズガードやリューズ、ケースバックもチタン)。
なお、このLM3Dとスーパルミノバのカラーをマッチさせるなど細かい芸が光ります(簡単そうでいて、異素材間でからーを揃えるのは結構難しい)。
ケース径は41ミリ、ケースバックはスケルトン。
搭載されるムーブメントはマニファクチュール(自社製)BR-CAL.323.。
価格はけっこう高めの1,991,000円に設定されていますが、これはマニュファクチュール製ムーブメントを持つことが大きく関係しているのか、それとも特殊な素材を持つことのほうが要素として大きいのかは不明です。
ストラップはオープンワークラバー、バックルにはフォールディング形式を採用。
ボックスはBR-05/ BR-X5系に採用される立方体型。
ベル&ロス新作腕時計を紹介する動画はこちら
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参照:Bell & Ross